2019.11.06
(更新日:2021年9月7日)
目次
今回はヤフオクで鉄道模型を売る際の注意点をまとめてみました。
大手有名オークションサイト「Yahoo!オークション」は、メルカリと並んで有名な大手のインターネットオークションサイトです。 誰でも気軽にオークションが行える、そんなサイトを正しく利用するためには、特徴をきちんと把握しておく必要があります。
Yahoo!オークションは1999年に誕生し、それまで一般人にとっては映画などの世界の出来事だったオークションを身近に、そして気軽に行えるようにしたまさに革命的かつ現在のネットオークションの祖たる存在と言えるでしょう。
出品されている品物は多種多様で、もはやAmazonや楽天市場のようなネット通販サイトと遜色ないほどにまで豊富な品ぞろえとなっています。 そんなヤフオクにはいくつかの特徴があります。
まずは「ストア」という概念について。 Yahoo!オークションは原則消費税を請求することはできません。ただ例外として、Yahoo!オークション側が認めた法人・個人事業主は消費税を請求することができます。
この認められた法人・個人事業主の事をストアと良い、「Store(ストア)」という字が書かれたマークがあります。色々な所にあるため、簡単に見分けられるでしょう。
ただあくまで消費税を請求することができるというだけで、必ず設定されているわけでは無かったりもします。Yahoo!オークションが認めているため、ある程度信用できる出品者であると言えるでしょう。
次に自動入札というシステムが採用しています。これは自分が最大でこれくらい払えるという金額を入力しておけるというシステムで、もし1万円と入れておくと、1万円まで値段がつりあがるまでは他の人が入札しても自動的により大きい額を設定した人に購入の権利があります。
通常のオークションとの違いで例えると、例えば通常のオークションなら千円、五千円、一万円という風に次々と購入額を提示します。Yahoo!オークションの場合は、まず設定されている商品金額からスタートし、自分が千円入札しても、値段が千円まで上がるわけではなく、あくまで千円までは自分に購入する権利があるという状態になるのです。
そして無事落札を終えると、次は出品者と専用の掲示板でやり取りをすることになります。 別に仲良く会話しろというわけではなく、情報の確認や発送したかどうか、届いたかどうか、商品状態に問題は無いかどうかを話すだけです。 以上がヤフオクの特徴にして取引システムになります。
さて、少々長くなりましたが特徴も理解してもらえた所で、本題である鉄道模型を売る際の注意点を解説しましょう。まず、ヤフオクでは当然ながら商品の写真が求められます。
他のオークションでも、出品する以上は写真が必要です。その写真ですが、人間でも写真写りが悪いと印象が悪くなるのと同じく、商品の写真写りが悪いとあまり購入意欲が刺激されないどころか、削いでしまう可能性すらあります。
そこで大切なのが商品、つまり鉄道模型が映えるように写真を撮る事です。角度はもちろん、できる限りカメラも良いものを用意してください。
画質はかなり影響が出てきます。ボケているような低画質の写真は良くわかりませんし、汚く見えてしまいます。しかし逆に鮮明で綺麗な写真なら、正しく鉄道模型の姿を確認することができるでしょう。
↑【Nゲージ】TOMIX・209系・総武線・通勤形電車の出品画像。まずは全体の画像を撮ります。イメージとしては付属品も付いてますし、ケースの状態も綺麗ですよ。と伝えたいです。
↑【Nゲージ】KATO・209系・500番台・総武緩行線色、こちらは箱から出して細部を撮ります。 この写真はヤフオクで検索される際に一番先頭にくる画像でして、買いたいと思うお客様が『お!カッコいい車両があるな!』と見てもらう為の画像にもなるので、撮り鉄並みにこの部分は気合いを入れて撮影をします。
↑【HOナロー】乗工社・木曽・A型ゴンドラ・Bキットのように、箱に入っているようなモノは箱から一度全部出して、どんなモノが入っているのか?目視で確認できるように配慮しています。
実際にどんな写真を撮れば良いのかわからないという人は、実際に検索してみていくつか見てみると良いでしょう。その中で気に入った構図があれば参考にする。 という程度で十分でしょう、極端な話、見栄えも見る人の好みの問題でもあります。
実際に売る前に1つ考えて欲しい事があります。それが「専門業者に買い取ってもらう」という方法です。確かにオークションは魅力のある販売方法です。
値段がどんどんつり上がっていくかもしれないというのは、中々にロマンがあるお話でしょう。 しかし上記の説明の通り、ヤフオクでは千円の商品に一万円入札した所で実際の売値が一万円になるわけではありません。
必ずしも高く売れるわけでは無く、ましてや出品してから即日入金されるわけでもありません。 最低金額も自分で設定できますが、もちろん相場以上に設定していたら誰も手を出さないでしょう。
そういった要素を踏まえた結果、専門業者に買取を依頼したほうがより高価に引き取ってもらえるかもしれません。少なくとも、買い手がつかずに売れ残るような心配はしなくて済みます。
鉄道模型を売ろうか考えている人はまず、買取業者へと査定してもらいましょう。 そして満足できる価格が提示されたのならそのまま買い取ってもらい、不満がある場合はオークションを利用してみると良いでしょう。
そうして無事に買い手がついて査定額より高く売れたのなら読みが正しかったか、業者が二流だったかというだけであり、一向に買い手がつかなければ出品を止めて業者に買い取ってもらえばいいだけの事になります。
以上、ヤフオクで鉄道模型を売る際の注意点などを解説しました。時折信じられないような価格設定で売りに出す人が居ますが、オークションは買い手が落札しない限り利益は発生しません。
希少価値が高く、他に買う手段が存在しないような商品でも無ければ他の手段で手に入れようと考える人も多いでしょう。買取業者もそうですが、欲張って益を得ようとせず、正しい額で取り扱いましょう。