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Nゲージの電気配線についてわかりやすく解説!基礎知識や注意点も!

雑学・小ネタ

(更新日:2023年11月9日)

Nゲージの電気配線についてわかりやすく解説

自分の世界観を思いのままに表現することができる鉄道模型。

その中でもNゲージの鉄道模型は、線路幅が9ミリとコンパクトな作りのため、部屋が狭い方や、鉄道模型を手軽に始めたい初心者にとっては魅力的なサイズと言えるでしょう。

ただ、Nゲージ車両は電気で走る仕組みのため、車両を安定して走行させるには電気配線などの基礎的な知識を把握することが重要です。

そこでこの記事では、Nゲージの電気配線の基礎的な知識や注意点についてまとめました。ぜひ参考にして、新しい趣味にトライしてみてください。

Nゲージの電気配線とは?

Nゲージの電気配線とは、鉄道模型の動力源である電力を供給するための重要な配線システムのことを指します。

これにより、鉄道模型は家庭用のコンセントなどから電力を取り込み、車両をスムーズに走行させることができます。

なお、Nゲージの魅力については「Nゲージは初心者におすすめ!その理由や魅力について」でご紹介しているため、ぜひ参考にご覧ください。

Nゲージの電気配線の基本的な仕組み

Nゲージの電気配線の基本的な仕組み

Nゲージの電気配線の基本的な仕組みは、次のようになります。

  1. コントローラーを家庭用のコンセント等に接続する。
  2. コントローラーからコードを通してレールに電気を送り込む。
  3. 車両に組み込まれているモーターが回転し、車両が走行する。
  4. 線路に流れている電圧をコントローラーで制御することで、列車の速度や進行方向を変えることができる。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

Nゲージの電気配線①電源

Nゲージの電源は、一般的に家庭用のコンセントから取られることが多いですが、専用の電源装置を使用することもあります。

家庭用コンセントにパワーパックなどと呼ばれるコントローラーを接続して、電圧を落とした電気を「フィーダー」というコードを介してレールに送ります。

Nゲージの電気配線②レールへの電流供給

Nゲージのレールは通電性のある素材で作られており、これが電流を通す導体として機能し、車両のモーターやライトなどの各部品に電力を供給します。

このことから、「レールに触れると感電しないのか…」という不安を持つ方も少なくありません。しかし、Nゲージの鉄道模型で使用される電流は電圧が極めて低いため、正しく使用していればレールに触れた時に感電する心配はほとんどありません。

Nゲージの電気配線③車両を走らせる

Nゲージの鉄道模型は、通常「直流2線式」と呼ばれる方法で走行します。

この方法では、レールの片側にプラスの電流が流れ、もう一方のレールにはマイナスの電流が流れるように配線され、直流の電力が2本のレールに供給されます。

こうして、車輪を介してレールから供給された電力は、Nゲージ車両に組み込まれたモーターに伝わり、車両を走行させるだけでなくヘッドライトや室内灯などの照明装置なども点灯させます。

Nゲージの電気配線④コントローラーによる調整

コントローラーは、鉄道模型のメーカーによっては「パワーパック」や「パワーユニット」などと呼ばれています。

このコントローラーを使用することで、家庭用コンセントからの交流100Vを直流0〜12Vに変換し、鉄道模型への電力供給を安全に行うことができます。

さらに、コントローラーによる電圧調整によって、車両の速度を変更したりプラスとマイナスの極性を変えることで、車両の進行方向を制御することも可能です。

このように、コントローラーは鉄道模型の運転を柔軟に制御するための重要な機器となっています。

Nゲージの電気配線で把握すべき注意点

ここでは、Nゲージの電気配線について、把握すべき注意点についてまとめました。

電源の安定性

電源の不安定さは、Nゲージ車両の動きに影響を及ぼす可能性があります。

例えば、室内灯を全車両に装備した列車や、機関車を2両以上つなげて走る、長い編成でモーター付き車両を2両以上入れる必要があるといった場合は、出力が高いコントローラーを使用しないとパワー不足になる可能性もあります。

なお、高価格なコントローラーほど、出力(アンペア)数が高いと言われているため、自身がどのように車両を動かしたいのかを事前によく確認し、それに合ったコントローラーを選択することが大切です。

電気配線の適切な取り付け

安全性を確保するためには、配線が適切に絶縁されていることを確認する必要があります。

上記でもお伝えしましたが、レールにはプラスとマイナスの左右別々の極性の電流が流れているため、これらが接触するとショートして車両が止まってしまうリスクがあり、最悪火災の原因にもなります。

例えば、「うっかりドライバーをレールの間に落としてしまった」ということがあると思いますが、このようなケースでも、金属製品であるドライバーを通じてプラスとマイナスの電流が接触し、ショートしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

ショートや火災を防ぐ対策として、配線の点検は定期的に行い、劣化や破損した部分は速やかに修理または交換するようにしましょう。

コントローラーの故障

コントローラーの故障は、以下のように、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。

  • 過電流(ショート)状態:車両の脱線などによる過電流状態が発生すると、コントローラーが故障する可能性があります。
  • 電流の流れ:埃などによって線路と車輪の間で電流が適切に流れない場合、コントローラーの機能に影響を与える可能性があります。
  • 内部の劣化や摩擦:長期間の使用による内部部品の劣化や摩擦が、コントローラーの正常な動作を妨げる可能性があります。
  • 外部要因による損傷:水や衝撃、異物の侵入、または過度の温度変化など、外部要因によるコントローラーの損傷が考えられます。

これらの要因は、鉄道模型のメンテナンスを行うことで解決する場合もあります。

なお、メンテナンス方法についてはこちらの「Nゲージが動かない原因とは?確認すべき5つのステップとメンテナンス方法(リンク挿入:28_ Nゲージ 動かない)」で詳しくご紹介しているため、ぜひ参考にご覧ください。

もし問題が解決しない場合は、鉄道模型の専門家に相談することをおすすめします。

また、鉄道本舗では電気配線でのトラブルについて対応できません。お困りの事案がありましたら必ず鉄道模型メーカーにお問い合わせください。

Nゲージの電気配線についてお困りなら「鉄道本舗」にお任せください!

今回は、Nゲージの電気配線に関する基礎知識や注意点についてお伝えしました。

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