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昔の鉄道切符には価値がある?高値で買取される切符の特徴とは

雑学・小ネタ

(更新日:2024年9月24日)

昔の切符の種類と特徴|買取可能なものやその方法について

昔の切符には、鉄道の歴史や文化を物語るさまざまな種類が存在します。中でも硬券や軟券と呼ばれる昔の切符は、特有のデザインや独自の風合いを持ち、コレクターの間で高い人気を誇ります。

しかし、これらの切符が買取可能かどうかは、その希少性や保存状態、発行時期によって大きく異なります。

そこで、この記事では、買取の対象となりやすい昔の切符の種類や特徴を詳しく解説。高価買取のために知っておくべきポイントや具体的な方法についてご紹介します。

昔の切符の種類と特徴

昔の切符には明確な定義はありませんが、一般的には明治初頭に東京と横浜間に鉄道が敷設された時期以降のものが該当します。

この時期、最先端技術を持つイギリスから車両や線路の技術が輸入され、その際に紙の切符(エドモンソン式)も導入されました。その中で、以下のように硬券と軟券という2種類の切符が広まっていきました。

硬券(明治時代~戦前)

硬券は、主に明治時代から戦前にかけて使用されていました。厚紙で作られ、手に取るとしっかりとした厚みと硬さを感じることができます。。特に1910年代から1940年代にかけて発行された硬券は、鉄道会社特有の地紋や印刷技術が施されており、当時のデザインや運賃体系を反映しています。

軟券(戦後~1980年代)

軟券は、戦後の物資不足の時代から広く使用され始め、1980年代にかけて普及していました。薄紙で作られ、硬券に比べて軽量で柔軟です。軟券は、特に戦後の鉄道利用者の増加と、効率的な券管理の必要性から、さまざまなサイズやデザインが採用されました。

昔の切符のサイズやデザイン

昔の切符はその年代や種類によってさまざまなバリエーションがあります。硬券、軟券それぞれの特徴を知りましょう。

硬券

硬券は厚さ約0.7mmのボール紙で作られ、サイズは「A型券(縦30mm×横57.5mm)」「B型券(縦25mm×横57.5mm)」「C型券(縦60mm×横57.5mm)」「D型券(縦30mm×横88.0mm)」の4種類の規格に分類されます。

硬券には、鉄道会社特有の「地紋」と呼ばれる背景の模様があり、日付や乗車駅、降車駅などの情報が活版印字されています。

硬券の目的は、乗車地と降車地間の運賃を正確に徴収することでした。そのため、乗務員が情報を把握しやすいように、地図や矢印、イラストなどが施されることがありました。

軟券

軟券は、比較的薄い紙(厚さ約0.075mm)で作られた切符で、硬券よりも軽量で柔軟です。一般的に、軟券の裏側は白いことが特徴となっています。

サイズはさまざまで、鉄道会社ごとに異なる幅広いサイズが使用されていました。軟券のデザインは、文字のみが印字されたシンプルなものから、電車や名所のイラストが描かれたものまで幅広く流通していました。現在でも、一部の駅では軟券が使用されています。

買取可能な昔の切符

古い鉄道切符の買取市場では、特定の条件を満たす切符が高価で取引されることがあります。ここでは、買取対象として価値が高い切符の種類や条件について解説します。

残存しているものが少ない硬券

現在では存在しない廃線や廃駅の硬券は、市場に流通する数が限られており、その希少性から高い価値を持ちます。

特に、戦前の鉄道網や過去に栄えた地方の路線など、廃線になった歴史的な鉄道路線の硬券は高く買取されることが多いです。

地方の硬券

地方鉄道の切符は、大都市圏のものに比べて発行枚数が少ないため、希少性が高いです。

例えば、九州や四国の地方鉄道などの一部の地域で発行され、尚且つ戦前に発行された切符であれば、市場に出回るものが少ないため高く買取されるでしょう。

また、短期間運行していた地方鉄道の路線や、今は廃線となっている路線の切符なども高く評価される傾向にあります。

保存状態が良いもの

昔の切符の買取価格を高める重要な要因の一つが保存状態です。

発行された当時に近い状態を保っているものや、保存状態が極めて良好なものは、買取価格が大幅に上昇する可能性があります。

一方、印刷された文字が読めないものや劣化し過ぎているもの、破れていて切符としての判別が困難なものは買取が難しい傾向にあります。

しかし、傷や濡れあと、破れなどがあっても硬券の種類や鉄道会社によっては買取ができるものもあるため、まずは鉄道本舗にご相談ください。

昔の切符でも買取できないもの

一方、昔の切符の中でも、買取が難しいものも存在します。

大量に発行されている切符

昔の切符の中でも、大量に発行されたものや流通数が多いものは、価値が低いとされています。特に都市圏で発行された切符は流通量が多いため、希少価値が低く、高価買取の対象とはなりにくいです。

保存状態が悪いもの

切符の保存状態は買取価格に大きく影響します。保存状態が悪く、印刷された文字が読めない、劣化が激しい、破れて切符の判別が困難なものは、買取が難しいとされています。

また、鋏やパンチ跡が文字や日付に被ってしまうと、価値が下がることもあります。しかし、これらの使用痕跡が買取価格に与える影響は複雑で、一概に判断するのが難しいこともあります。

もし、お手元に保存状態が悪い切符がある場合は、まずは鉄道本舗にご相談ください。買取可能性や価値についてのアドバイスをさせていただきます。

昔の切符を買取してもらう方法とは

昔の切符を買取してもらう方法とは

昔の切符を高価で買取してもらうためには、いくつかのステップを踏むことが重要です。以下で、その具体的な方法をご紹介します。

価値を把握する

まずは、手持ちの切符の価値を把握することから始めましょう。ネットや専門誌を利用して、切符の市場価値や相場を調査するのが効果的です。

例えば、鉄道本舗のホームページでは、昔の切符の詳細な写真や状態に基づく市場価値の情報を掲載しています。これにより、自分の切符がどの程度の価値を持つかを知ることができるはずです。

価値を理解することで、適切な保管方法や取り扱い方法を見つけることができ、貴重な切符を無駄にしないための第一歩となります。

保存状態を確認

​​次に、切符の保存状態を確認することが重要です。アルバムや名刺フォルダに保管している場合、温度や湿度の影響によっては、印字されている文字やイラストがビニル膜に付着することがあります。

無理に剥がすと、切符が破れたり文字が消えたりする可能性があるため、買取や見積もりを依頼する際は、現在の保管状態のまま、専門業者に見てもらうのが安全です。

専門業者に依頼

昔の切符の正確な価値を把握し、高価買取を実現するためには、古い切符や鉄道グッズに精通した専門業者に相談するのが良いでしょう。

業者を選ぶ際には、切符の買取市場における需要などについて詳しく説明してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

また、信頼できる業者は、ウェブサイトや著書に具体的な硬券の写真、拡大画像、買取価格、評価ポイントなどを詳しく掲載しています。これにより、透明性の高い買取を実現しやすくなります。

出張買取は「鉄道本舗」にお任せください!

今回は昔の切符の種類と特徴とその買取方法についてご説明して参りました。

趣味で集めていたものや旅の記録として捨てられなくて何となく保管していたものなど、昔の切符で価値があるかどうか、買取できるかどうか判断しかねる場合は、お気軽に弊社鉄道本舗までご連絡くださいませ。

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

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鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

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