2024.11.01
(更新日:2024年10月30日)
新幹線の切符は、旅の記念となる大切なアイテムです。旅行の記念として手元に残したいと思う方も多いでしょう。
しかし、使用後の新幹線の切符を持ち帰ることができるのか、またその方法や市場での買取価値はどうなっているのか気になるところです。
そこで、この記事では、新幹線の切符を記念として持ち帰るための具体的な方法と、買取における価値について詳しく解説します。
目次
新幹線に乗車するためには、「乗車券」と「新幹線特急券」の2種類の切符が必要です。一般的に、「乗車券」の料金を運賃と呼び、「新幹線特急券」を新幹線特急料金と称します。
新幹線の切符には、物理的な「磁気切符」と、ICカード(Suicaなど)を使用したものがあります。磁気切符は、乗車券や新幹線特急券の形で使用後も持ち帰ることができるため、思い出としてコレクションすることが可能です。一方、ICカードは使用後に物理的な切符として残すことができないため、コレクションとして保管することはできません。
このように、磁気切符を利用することで、旅の思い出を形に残せる点が大きな魅力と言えるでしょう。
旅を終えた後、新幹線の切符を乗車の記念や思い出として保管したいというニーズは多くあります。しかし、新幹線の切符は自動改札機を通った後、手元に返ってこないというイメージが強いかもしれません。
JR東日本旅客鉄道株式会社によれば、使用後の乗車券類は原則として回収されるとされています。しかし、切符を持ち帰りたい場合は、職員にその旨を伝えることで持ち帰りが可能となります。駅に職員が配置されている場合には、「使用済」や「無効」といった押印を行い、鋏で穴を開けてもらうことで、切符を手元に残すことができるのです。(旅客営業規則に準ずる)
ただし、手書きの乗車券類、定期乗車券、団体乗車券等の乗車券類は、鉄道会社側が清算金額の根拠とするため、持ち帰りが不可となっています。
使用済みの新幹線の切符を記念として持ち帰りたい場合の注意点をご説明します。
まず、切符を無断で持ち帰ることは避け、必ず駅員に相談をしてください。また、改札機を通過してしまうと切符が回収され、再び取り出すことは難しいため注意が必要です。
特に利用客の多い大きな駅では、切符をもらいたい旨を相談していると、説明や処理に時間がかかり、周囲を混雑させてしまうことがあります。よって、ある程度利用者の数が落ち着いているタイミングで駅員に相談することをおすすめします。
さらに、団体で切符を持ち帰りたい場合、駅員の乗降者管理に支障をきたす可能性があるため、できるだけ少人数で相談するのが良いでしょう。こうした配慮をすることで、スムーズに手続きを進めることができます。
新幹線の切符は感熱印字で作られているため、基本的には温湿度が低い環境下で保管すると長持ちすると言われています。
具体的な保管方法としては、湿気やカビから切符が傷むのを防ぐために、アルバムや名刺ファイルなどに入れて、温湿度の変化が少ない場所で保管することをおすすめします。アルバムに入れる際は、高温になると切符のインクが溶け出し、フィルムに付着して印字がはがれる可能性があるため、室温には特に注意が必要です。
ただし、感熱印字の切符は物理的に長期保存が難しいため、どうしても残しておきたいものについては、カラーコピーやデータ化(スキャン)を行って保存すると良いでしょう。これにより、オリジナルの切符の劣化を防ぎつつ、思い出をいつでも振り返ることができます。
新幹線の切符の買取市場における価値は、さまざまな要因によって左右されます。特に、価値のある新幹線の切符にはいくつかの特徴があります。
例えば、0系新幹線が開通した際の「1番切符」(新幹線の最初の切符で、裏面が「0001」と記載されているもの)は、特に市場価値が高く、コレクター間での需要も非常に大きいです。この切符は、歴史的な意義を持つため、希少価値が高まっています。
また、0系新幹線の乗車券は、目的地にかかわらず全体的に値が付きやすい傾向にあります。新幹線の初期モデルや廃止された路線の切符も同様に、コレクターにとって魅力的なアイテムです。特に、デザインや発行年が特異な切符、限定版の切符は、価値が高まる傾向にあると言えます。
さらに、切符の状態も重要です。未使用の状態であれば、より高い評価が期待できますが、使用済みの場合でも保存状態が良ければ、一定の価値を保つことができます。こうした要素を考慮しながら、自分が持っている新幹線の切符の価値を評価してみることをおすすめします。
現在の新幹線の切符が買取対応になるか?というと、それはほぼ買取不可です。
貴重な切符以外は資源の価値のみになるので、切符自体の価値はないと思って良いでしょう。もし今、お手元にある切符が価値が出るようになるには、少なくとも後数十年時代が経過した時で、その際にようやく買取という意味で価値がつくかもしれません。
今回は新幹線の切符を記念に持ち帰れるのか、またその方法についてお伝えしました。
新幹線の切符は、ただの乗車券以上の意味を持っています。それは、旅の思い出や体験を象徴する重要なアイテムだということです。特に、長い旅路や特別なイベントの際に手にした切符は、振り返るときに懐かしい気持ちを呼び起こします。
大切に保存した新幹線の切符は、あなたの旅の貴重な記念となるので、ぜひ大切に残しておきましょう。
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