2021.09.06
(更新日:2023年5月9日)
今回は「アスターホビー」について解説を致します!
目次
アスターホビーは1975年に設立したライブスチーム模型の会社です。
アスターホビーの誕生秘話として「アスター精機」では、電子化の波が押し寄せる中で仕事が減りつつあった機械担当技術者達は新事業を模索していました。
その過程で、一番ゲージのライブスチーム製品への進出を検討していた「フルグレックス社」の要請に応じ、当時「模型とラジオ」に連載されていたイギリスの蒸気機関車「スクールズ級」の1番ゲージライブスチームの製品化に着手しました。
執筆者の協力を得て製品化に成功、1975年発売し販売はみごとに成功を収め、衰退しつつあったライブスチーム業界に新しい風を巻き起こしたのです。
それを機に同年、アスター精機から分社してアスターホビーは誕生しました。現在、ライブスチーム業界ではリーディングカンパニーとなっており、世界的に知名度が高い会社となっています。
英語仕様のカタログも用意され世界中のライブスチームファンに愛される会社です。
また、分社前のアスター精機は、機械式キャッシュレジスターを生産していたメーカーです。
アスターホビーには、以下のような特徴があります。
アスターホビーは、「ライブスティーム(実際に蒸機で動く蒸気機関車模型)」のトップメーカーです。
ライブスティーム業界では極めて知名度が高く、そのメーカー名は世界的に見ても高い知名度となっています。
実際、主要取引先としてスイスやイギリス、アメリカやオーストラリアの企業が列挙されており、世界的なメーカーであることがわかります。
アスターホビーは、自社のホームページにおいてライブモデルの楽しみ方を丁寧に説明します。
組み方の説明においては、何が必要になるのか、何を準備しておくと便利なのかを具体的に説明しています。
運転の仕方の項目では、写真付きで丁寧かつ具体的な説明がなされており、初心者でも安心してライブモデルを楽しめるようになっています。
その他の質問に関しては専用のFAQページを用意しており、よくある質問についてまとめているため、気になればいつでもチェックできます。
アスターホビーでは、自社ホームページにおいて「鉄道の歴史」というページを備えています。
このページでは、日本鉄道史をはじめとして世界各国の鉄道の歴史について書かれており、ライブスティームをより一層楽しむための知識を身に着けることができます。
また、車両ごとの車輪配列について記載されているページもあるため、マニアックな知識を身につけたいというニーズにも対応しています。
「ギャラリー」のページでは、ライブスティーム等の写真や動画が掲載されています。
アスターホビーが多くのファンを惹きつけている理由は、以下の3つが考えられます。
アスターホビーは、業界トップクラスの「ライブスティーム」の鉄道模型のメーカーです。
ライブスティームは本物の蒸気機関車と同じ構造をしており、走らせることで本物と同じように蒸気を吐き出しながら走行します。
蒸気機関車としては、走行する中で蒸気を吐き出すことはリアルな走行シーンを描き出すうえで欠かせない要素の1つであり、蒸気機関車マニアにとっては最高傑作の1つであるといえるでしょう。
もちろん、リアルな造形のアスターホビーの鉄道模型は飾っているだけでも存在感バツグンであり、マニアを何度も楽しませてくれる製品です。
アスターホビーでは、鉄道模型の魅力をさらに引き出すための、さまざまな「オプションパーツ」も販売されています。
オプションパーツを取り付けることにより、鉄道模型はさらにリアリティを増したり、仕
様違いにカスタマイズすることができます。
鉄道模型マニアにとって、こうしたカスタマイズはパーツの確保が難しいケースも多いですが、メーカーの純正品を使用することで簡単かつ安全に鉄道模型をカスタマイズして楽しむことが可能になっています。
アスターホビーでは、本来であれば保証対象外であるはずの「中古品」に関するサービスの取扱いについて明確に定めています。
例えばライブスティームモデルに関しては、中古品の場合も新品購入の場合と同様に補修用部品の有償供給をしています(補修用部品は、全生産量の10%を製品化せずに補修用として保存した物を供給)。
また「この部品が無いと鉄道模型が動かない!」と言う部品に関しては、試作と同じ工程で作成する事も可能です。
このように、中古品でアスターホビーの鉄道模型を入手した場合であっても、一定の救済サービスが提供されているため、ある程度の範囲であれば安心して中古品でも楽しむことができるようになっています。
アスターホビーでは、公式で中古品を取り扱っています。現品限りとなっていますので、ひょっとしたらお宝に巡り会えるかもしれません。