2023.12.20
(更新日:2023年12月14日)
Nゲージの鉄道模型を走行させるときは、連結器の「カプラー」で車両同士を連結させる必要があります。
今回の記事では、そんなカプラーについて解説していきたいと思います。
カプラーだけでも種類が豊富にあるので、Nゲージの初心者にとってはどの車両にどのカプラーが付いているかなど難しく思うかもしれません。互換性などについても注意をして鉄道模型を楽しみましょう。
Nゲージなどの鉄道模型の車両同士を連結させるには、連結器の「カプラー」が必要になります。
2両以上の車両をつなげていく時には、このカプラーで連結していきます。
車両同士をつなぐだけのパーツに思うかもしれませんが、実は走行する上でも重要な役割を果たしているのがカプラーです。
Nゲージの車両をレールの上で走行させると、線路にカーブ部分が登場することがありますよね。このとき、車両同士の間隔が狭いと急なカーブに対応できず脱線などのトラブルが発生する恐れがあります。車両同士にある程度の間隔を持たせ、安全に走行させるためにもカプラーは欠かせないものなのです。
一口にカプラーと言ってもたくさんの種類があるので、後ほど詳しくご紹介したいと思います。
ちなみにカプラーは、拳骨形の頭をした「ナックルシャンク」という柄のパーツと、ナックルシャンクを受け止める「リップシャンク」というパーツの組み合わせからできています。自分で交換するときは、これらを組み立てて「カプラーポケット」にカチッとカプラーをはめて連結していきます。
カプラーについて調べているとこれらの用語もよく出てくるので、一緒に覚えておきましょう。
Nゲージのカプラーは、基本的に交換することが可能です。ただし、他社製のものであったり、形状が違ったりすると車両同士を連結することができないため、連結する鉄道模型はカプラーを統一する必要があります。
またカプラー交換をする理由としては、見た目の向上が挙げられます。
各メーカーからカプラーのみで販売されているため、大きさや形状など好みのディテールを選んで交換し、リアルさを追求していくのも鉄道模型の楽しみのひとつです。
しかし、カプラーを交換した場合、売却する際は基本的には元に戻すことをおすすめします。ウェザリング塗装などで、あえて汚してある場合はそのままでも問題ありません。
先ほども触れましたが、Nゲージの連結器、カプラーにはとにかくたくさんの種類が存在します。
その割にはカタログやWebサイトに記載がないものも多く、どの車両にどのカプラーが付いているのか鉄道模型の初心者にとっては戸惑うポイントでもあります。
ここではNゲージでよく使用される代表的なカプラーをいくつか解説いたします。
初心者の方は、まずどんな種類があるのか理解しておくとよいでしょう。
Nゲージでもっともスタンダードなのがアーノルドカプラーです。Nゲージをデビューさせたドイツのアーノルト社が開発した独自の形状であり、今は国際標準仕様として世界中で採用されています。
大きなコの字型をした形状が特徴で、世界で統一された規格のため、他のメーカーのものでも連結が可能です。鉄道を線路にのせてカプラー同士を当てるとカシャンと音を立てて自動連結ができ、スムーズな走行や壊れにくさなどその扱いやすさからも初心者におすすめのカプラーと言えるでしょう。
ただし、連結したときに鉄道同士の連結間隔が広く、見た目にリアリティが欠けることがデメリットと言われています。
「ナックル(=握りこぶし)」の意味どおり、げんこつのようなゴツっとした形状が特徴で実際の自動連結のようなリアルさが人気のカプラーです。KATO製のものは主に機関車に付属していることが多く、KATO製のものであればKATOカプラーNやKATOカプラーNJP Aなどといったほかのカプラーとも連結が可能です。
ナックルカプラーだけでもたくさん種類があり、他社の製品であれば連結できないため注意しましょう。
マグネマティックカプラーは、アメリカのケーディ社が開発した自動連結のカプラーです。過去には「ケーディーカプラー」という呼称がありましたが、現在はマグネマティックカプラーと呼ばれるようになりました。
日本ではマイクロトレインズ社が発売しているものをKATOが輸入代理店として扱っています。
アンカプラー線路と併用することで、線路に設置されたマグネットによって自動開放・DU(遅延開放)が可能に。
こちらもいくつか種類があり、加工が必要なことからも上級者向けのパーツとなります。
KATO独自のカプラーであり、もっとも一般的な別売りカプラーとして知られています。通称「カトカプ」と呼ばれることも。
使用する際はナックルシャンクとリップシャンクの組み立てが必要ですが、パチッとはめ込むだけなので誰でも簡単に組み立てることができます。
見た目は自動電結器を模したような形状をしており、アーノルドカプラーよりさらにリアルさがあります。
実際、アーノルドカプラーからの交換も簡単にでき、価格も安価なため手軽にそろえることが可能です。
上記で紹介したKATOカプラーNにジャンバ管4本が付いたタイプのカプラーです。こちらもナックルシャンクとリップシャンクを組み立てて使用します。
アーノルドカプラー用のポケットに対応しているので、KATO製の日本型車両に取り付けることができます。つけたときに車両と車両の間隔が狭まり、実車のような見た目の良さも好評です。
KATOカプラー密連形は名前のとおり、KATO製の密連形のカプラーでボディマウントタイプと、台車マウントタイプがあります。
密着連結器はJR在来線の電車や私鉄などで使用されており、それらをモデルにしたものがこのカプラーです。KATOの電車製品の多くに標準装備されています。
TNカプラーはTOMIXの製品で、1991年に発売した253系「成田エクスプレス」に初採用以来、TOMIXのハイグレード製品を中心に標準装備しているカプラーです。
密連と密自連・自連のタイプがあり、車両に応じた色や形で単体やセットなどの販売があります。
実物の連結器形状を模しており、取り付けたときに車間が狭くなり見た目がより実写に近づきます。
マイクロカプラーはマイクロエースが発売するNゲージ用連結器です。
マイクロエースの製品に対応しており、実車の自動連結器・密着連結器の形状を模したリアルな形状が特徴です。
今回は、Nゲージの鉄道模型に用いるカプラーの詳細や種類についてお伝えしました。
カプラー単体では価値をつける事が無いので、カプラー単体で買取をする旨の表記は無しにしてください。あと、記事で取り上げる部位はもう少し単価の高いもので用意して欲しいです。
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