2023.12.27
(更新日:2023年12月14日)
Nゲージの車体やレールに掃除が必要なのはご存知ですか?
ずっと走らせていると知らない間に汚れやホコリがたまっている場合があります。汚れが付着したまま放置すると鉄道模型を痛める原因となるので、メンテナンスを行いましょう。
「最近走行の調子が悪いな」と思っていたら、実はレールに付いた汚れが理由だった…、なんてこともあるかもしれません。大切に集めてきた鉄道模型だからこそ、しっかりお手入れをして末永くきれいな状態で楽しみたいですよね。
今回の記事では、Nゲージの車体やレールの掃除の方法についてお伝えします。
特に線路やジオラマ内の建物に埃が入ってしまうと、細かくて掃除しにくい部分もあるので基本的には汚さない、埃が付かない保存をおすすめします。
目次
Nゲージの鉄道模型を楽しんでいると、動作不良などの不具合が起こってしまうことも。
これらを未然に防ぐためにも、日々のメンテナンスやお手入れは重要な役割です。
特にレールの汚れは車両を走らせるうえでトラブルを起こす大きな原因になりかねません。実際の列車に置き換えて考えても、小石一つで危険な事故につながることが想像できますよね。
では鉄道模型の場合、長期間掃除をしていないと一体どのようなことが起こりえるのでしょうか。
メンテナンスが必要な理由として、これらのリスクを頭に入れておくとよいでしょう。
鉄道模型を走らせていると、線路や車体に黒い汚れがたまってきます。これは線路と車輪との間で小さくスパークが起こり、そのときに発生するカーボンカス(炭素質の汚れ)がやがて蓄積して付着していったものです。
また一見きれいに見えても、実は車体やレールには油汚れや指紋などの汚れが付着している可能性が。これらも長時間放置していると塗装が痛む原因になってしまいます。
掃除は汚れを見つけたときだけでなく、メンテナンスとして定期的に行うようにしましょう。そもそも車体やレールが傷みやすくなる環境下で鉄道模型を使用しないことも大切です。
鉄道模型は電気を供給してモーターを回すことによって走行する仕組みです。
ずっと走っているとレールと車輪に特に汚れがたまりやすく、その汚れによってうまく電流が流れにくくなり走行不良が発生します。
走りがギクシャクしていたり、手でサポートしないと発進しなかったり、またライトや室内灯がチラついたときは要注意のサインです。「最近ちょっとおかしいな」と思ったら、すぐにお手入れを検討してください。汚れを取り除くことで案外簡単に走行不良が解決することもあります。
定期的な掃除やメンテナンス次第で鉄道模型の劣化がおさえられることが分かりましたが、実際お手入れするにはどのような道具を用意すればよいのでしょうか。掃除に必要なアイテムを以下に取り上げてみました。
【掃除に使うアイテム】
クリーナーは「TOMIX」や「KATO」など業界の各メーカーから鉄道模型専門のものが販売されています。先端の細いノズルが付いていると直接車体やレールに注入することもできるので便利です。
がんこな汚れを落としたいからといって、シンナーやアルコールなどを自己判断で使用するのは絶対にやめてください。薬品によっては塗装に浸透して剥げたり痛めたりする可能性があります。
またブラシや布は硬いものだと傷つけてしまう場合もあります。塗装が剥げたりしないよう、専用のブラシややわらかいものを選んでやさしく拭くことを心がけましょう。ちなみにティッシュやガーゼは繊維の塵が発生しやすいので、鉄道模型への使用はおすすめできません。
最後に記載しているオイルは車輪の回転の潤滑や防錆として使用します。
基本的な掃除アイテムをご紹介しましたが、これら以外にもレールを掃除するための専用レールクリーナーや綿棒の先端がレールの幅と同じもの、防錆のスプレーなどさまざまなお手入れアイテムが存在します。自分にとって使いやすいものを見つけて掃除に活かしてください。
掃除のアイテムをひと通りそろえたら、実際にお手入れをしていきましょう。ここではNゲージの車体の掃除方法についてステップごとに解説していきたいと思います。
乾いたやわらかい布を使い、まずは全体の汚れを拭っていきます。車体を傷つけないよう決して強くこすらず、やさしく拭いていきましょう。
Step1で取れなかった汚れは、鉄道模型専門のクリーナーを使って落としていきます。特に車輪に付いた汚れは集電不良の原因となって走行の動きを悪くさせ、さらに汚れを呼び込みます。
布やブラシにレールクリーナーを付けて拭いていき、さらに乾いた布で乾拭きします。水分が付着したままだと錆の原因につながるので、しっかりと拭いておきましょう。
動力車から異常音がする場合は、ギアの部分にオイルを注油します。ごく少量でも効果を発揮するので、入れすぎには注意です。また間違えてもモーター部や台車集電版などにはオイルを注油しないように気を付けてください。集電不良を起こして逆に調子が悪くなってしまうリスクがあります。
錆を防止したい部分には、やわらかい布にオイルを少し染み込ませて軽く拭きます。
Nゲージの車体の次は、レールの掃除方法について解説していきます。
ジオラマの面積が大きくなると面倒に思うかもしれませんが、スムーズで快適な走行のためにもしっかりとお手入れをしていきましょう。線路の状態は車体の状態にも大きく影響します。
レールはとにかくホコリが大敵です。まずは柔らかい筆やブラシなどでホコリを払い落していきます。
やわらかい布にレールクリーナーを染み込ませ、やさしく汚れを拭きとっていきます。レール専用に作られた大き目の綿棒や先端のとがった綿棒も併用して使うと細かい箇所も掃除がしやすくておすすめです。
しかし、ここで注意したいのが綿棒の繊維です。レールとレールの継ぎ目などに綿棒の綿が挟まるとわずかな繊維が残っているだけでも走行に影響するので、掃除の時は気を付けて作業を行ってください。綿を見つけた場合は速やかに取り除いておきます。
乾いた布でレール全体を乾拭きしていきます。
掃除が終わったらNゲージを走らせてみて、スムーズな走行か、ライトにおかしいところはないかなど異常がないか点検を行いましょう。
また、面倒な場合はマルチレールクリーニングカーなどを使って定期的に清掃をすることも時短できて良いでしょう。
今回は、Nゲージやレールなど鉄道模型の掃除方法やメンテナンスのポイントなどについてご紹介しました。
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