2023.12.31
(更新日:2023年12月14日)
「Nゲージ」とは、大きく分けて6種類ある鉄道模型の規格のひとつです。そのなかでもNゲージが日本でもっともメジャーであり、人気を集めているその理由は一体何なのでしょうか。
これから鉄道模型を始めたいという方のために、今回の記事ではNゲージとは一体どんなものか、Nゲージを走らせるためには何が必要なのかなど、詳しい情報を解説いたします。
Nゲージは知っていても「そもそもどういったもの?」「詳しいことまでは分からない」といった方も多いと思うので、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
目次
Nゲージとは鉄道模型の規格の一種であり、日本国内でのシェア、人気を誇る定番の鉄道模型です。
そもそもゲージとは“線路の間隔”のことで、レールの幅(軌間)を表したもの。この規格によって鉄道模型のサイズや仕様の基準が分けられています。
ちなみにNゲージは9mmの軌間(路線の幅)を持つ縮尺1/150(新幹線車両は1/160)サイズの鉄道模型です。9mmであることからNゲージの「N」は英語の「Nine」の頭文字から付けられました。
ゲージの種類はNゲージを含めて主に6つがあるので、以下に紹介いたします。
鉄道模型といえばNゲージとHOゲージがよく知られていますが、一覧表を見るとNゲージがほかと比べていかに小さいタイプであるかが分かります。
【鉄道模型の種類】
軌間 | 縮尺 | |
---|---|---|
Zゲージ | 6.5mm | 1/220 |
Nゲージ | 9mm | 1/148〜160 |
TTゲージ | 12mm | 1/120 |
HOゲージ | 16.5mm | 1/87 |
Oゲージ | 32mm | 1/43・45・48 |
Gゲージ | 45mm | 1/22.5 |
それぞれのゲージについてより詳しく知りたいという方は、過去の記事をチェックしてみてください。
●関連ページ:「鉄道模型の規格とは?スケール・ゲージの意味や人気のゲージとその理由」
数ある鉄道模型の種類のなかで、Nゲージは日本国内で一番のシェアを誇っています。鉄道ファンの間からNゲージが支持され続けている理由とは何なのか、以下の3つにまとめてみました。
Nゲージは日本で大人気の鉄道模型です。広く普及している点から、車両やシステム線路、情景など製品のバリエーションが多いのが利点と言えるでしょう。消費者にとっては多くの種類から好きなものを選ぶ楽しみがあり、レイアウトを組むにしても簡単なものからスケールの大きいものまで、都会の街なかから田舎の風景まで自分の思い描く世界観を忠実に再現して作ることができます。
また初心者でも手に取りやすいスターターキットから、高度な機能やデザインを備えた上級者向けの製品までをラインナップしているのも特徴です。「気軽に始めてみたい」「どれから買ったらよいか分からない」という方は、まずNゲージからトライしてみるのがおすすめです。
シェアが高い分、弊社「鉄道本舗」のような買取専門店でも買い取ってもらいやすいので、手放したいものを売ってまた新たに欲しいものを購入する、という人も増えています。買取について気になることがありましたらいつでも気軽にご相談ください。
Nゲージの魅力と言えば、畳1畳やテーブルの上でも模型のレイアウトを組むことができるそのコンパクトさです。
日本でNゲージの人気が高いのは海外に比べて住宅が小さい場合が多く、一人暮らしのマンションやアパートなど限られたスペースでレイアウトを組んだり収納したりしなくてはいけない背景があると言われています。
しかし、小さなサイズゆえにその小ささを活かして長い編成を再現したり、線路のカーブもスムーズに走行できたりと数多くのメリットも。作り込みも細かく、鉄道好きにとっては車両を眺めているだけで満足感が得られます。
NゲージはOHゲージやOゲージなどに比べて、比較的手ごろな価格で入手できるのもうれしいポイントです。
シェアの高さから各メーカーで多くの製品が展開されており、競争が価格に反映されてなかには安価なものも。Nゲージは子どもや初心者でも始めやすい鉄道模型と言えるでしょう。
もちろん車両の種類などにもよりますが、限られた予算の中で鉄道模型を選びたい、楽しみたいという方にはぴったりです。
車両や情景を作る時間も楽しいですが、線路の上を車両が走る姿こそが鉄道模型の醍醐味です。
ちなみにNゲージの車両がどのようにして走行しているのかというと、線路にある2本のレールに流れる電流によってモーターが回り、走行する仕組みとなっています。
ここではまずNゲージを走らせるには何が必要なのかをご紹介したいと思います。
走行させる手順についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
●関連記事:「Nゲージは初心者におすすめ!その理由や魅力について」
まずはNゲージの好きな車両を用意しましょう。私鉄や国鉄、新幹線から機関車、貨物列車などいろんな種類があり、車両によって趣も大きく変わってきます。
なお、Nゲージの鉄道模型の代表的なメーカーに「KATO(カトー)」、「TOMIX(トミックス)」、「マイクロエース(アリイ)」があります。各メーカーによってラインナップも異なり、メーカー間で互換性があるので注意しましょう。
線路幅9mmのNゲージ用の線路の用意は必須です。鉄道模型は楽しく運転するのが目的なので、まずは線路配置を決めて直線やカーブなど必要な線路を用意してつなげていきましょう。
レイアウト作りに慣れていくと情景に合わせた線路選びも楽しくなってきます。山や川の地形を作って橋をかけたり踏切を設置したりと、線路を基準に鉄道情景が広がっていきます。
線路に電気を共有するための電源装置としてコントローラーの設置が必要です。
本体に操作できるハンドルが付いており、速度メーターやブレーキメーターが付いたものなどリアルさを追求したデザインも増えているので、好みのものを選びましょう。
レールとコントローラーをつなぐための配線です。フィーダーの片方をレールに、もう片方をコントローラーの差込口につないで電気を供給する大切な役割を果たします。
今回は、鉄道模型のNゲージがどういったものなのか、人気の理由や始め方も交えてお伝えしました。
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