2024.01.10
(更新日:2023年12月12日)
スケールが大きく迫力ある鉄道模型の一つとして人気があるHOゲージですが、市場での買取相場はどれくらいなのでしょうか。
今回は、HOゲージの買取相場の特徴について事例をあげながらご紹介します。また、HOゲージ売却時に注意することなどについてもお伝えします。
目次
HOゲージとは、鉄道模型のレール間隔が16.5mmで車両スケール(縮尺)が1/87、1/90のものを称します。
HOゲージは、1900年代の中盤に日本で高い人気があったOゲージの半分(Half)のサイズであるため、半分を意味するHalfの頭文字の「H」とOゲージの頭文字の「O」とをつなげ「HOゲージ」と名付けられました。
ここで基礎知識として、HOゲージの車両と長さの具体的な数値をあげてみます。
JRでは在来線の1車両の長さが20m、新幹線が25mであるため、上記と同様にその1/87、1/90は以下の数値となります。
これは、現在日本で最も人気がある鉄道模型のNゲージと比較すると、少し車両が大きい模型となります。
このように、HOゲージはNゲージより大きく迫力があることが人気のポイントで、加えてディテールがより細かい点もファンを魅了しています。
また、HOゲージは車両などの種類もNゲージと同様に豊富であり、機関車系はほぼ網羅していることから、買取市場の中でも高額で取り扱われることが多い人気の高い商品です。
買取市場で高額で取り扱われるHOゲージですが、買取相場はどのくらいかについてご説明します。
HOゲージの車両やスターターセットなどの車両を含む買取金額は、基本的には製品によるというところが答えですが、人気製品であったり保管状態が良好であったりすれば買取金額はUPします。
特に、HOゲージの素材が真鍮かプラスチックかであるかの違いは、買取金額に大きな差を生みます。真鍮製のHOゲージは、素材自体が高額ということや希少価値が高いことから買取金額は高くなります。
一般的な買取相場としては、鉄道車両はモーターの有無にもよりますが数千円~数万円、蒸気機関車は1万円~50万円程度。ストラクチャー(駅や建物、植栽などの添景)であれば、100円~1万円程度、制御機器では状態にもよりますが100円~1万円程度がHOゲージの買取相場となっています。
では、HOゲージの買取相場の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
HOゲージは、鉄道模型の中でもHOゲージをメインに扱う販売価格が高いメーカーがあるため、それらで購入したHOゲージは高い買取相場になる特徴があります。
また、HOゲージはNゲージと異なり、車両やストラクチャーなどのスケールが大きくそれぞれが比較的高額であるため、セットとしてまとめて販売している業者が少ないことが特徴です。
そのため、買取相場においてセットでHOゲージの見積依頼をすることができれば査定額はUPすると考えられます。
次にHOゲージを売却する際の注意点をご紹介します。
HOゲージを売却する際に一番重要なことは「HOゲージの価値」が分かる業者に売ることです。特にHOゲージは、素材が分かる買取業者でないと、その価値が分からず適正に査定されないこともあります。
先述した通り、真鍮製とプラスチック製では価値は大きく異なりますが、塗装されている場合は一見分かりにくいため、真鍮製のものでもプラスチックと同様に扱われてしまう場合があるのです。
例えば、新幹線のフル編成の真鍮製のHOゲージであれば100万円を超える価値があるものもありますが、これをプラスチック製と同等にされてしまうとその価値は大きく下がってしまいます。
ディテールにこだわった大切なHOゲージだからこそ、HOゲージの知識に長けて、取り扱い履歴が豊富な業者に査定してもらうことをおすすめします。
よく他の買取業者さんで「改造品は買取不可」という記述が見られますが、中には改造してあるからこそ価値が上がる物もあります。
ポイントとしては、「いかに本物に近づけた改造がしてあるか」です。
例えば、室内灯が装着されていたり、車内の設備に塗装が施されてあったり、実際の車両のような汚れ(あえて汚れた塗装をするのをウェザリング塗装と言います)が施されているのは高ポイントで、実車に近い形を作ることが鉄道模型におけるポイントなのです。
逆に、実車にはない塗装やキラキラ光るデコレーション加工、七色に光るライトなどは、どんなに綺麗であっても鉄道という価値としては認識してもらえないので注意が必要です。
また、ウェザリング塗装もただ汚れていれば良いわけではなく、実車のような鉄粉汚れや雪深い地域における雪の付き方などは忠実に再現されている必要があります。つまり、技術力の高いウェザリング塗装などの改造に価値が付くと考えて下さい。
「改造=ダメ」ではなく、改造技術によっては価値が高くなることもある、ということを知っていただけると幸いです。
HOゲージは車両やストラクチャーのスケールが大きいため、梱包されていた箱を処分してしまう方が多くいます。
しかし、業者が商品を買取した後は、次のオーナーに向けて販売することが多いため、少しでも出荷時の状態(新品)に近づけられる箱や商品説明書が揃っていると買取価格はUPします。
そのため、HOゲージを購入した場合は、新品や中古品に関わらず箱や説明書は捨てずに揃えておくことが大切です。
HOゲージはNゲージなどの鉄道模型と比較してスケールが大きいホビーであるため、内外装のディテールはより精緻に造りこまれています。
その構造から埃やゴミがたまりやすいため、レール走行などを楽しんだ後にはしっかりと適切な掃除を行うことが大切です。
特に車輪廻りの埃や汚れがそのままであると、レールからの電気が車両のモーターに伝わりにくくなり、走行不備を起こす原因になるため注意が必要です。
日頃から適切なメンテナンスや保管を行い、良い状態で売却することが査定額UPのポイントであると言えます。
では最後に、弊社、鉄道本舗のHOゲージ買取実績をご紹介いたします。
弊社では、国内で流通しているさまざまなメーカーの車両やストラクチャー、制御機器の買取実績があります。迫力のある蒸気機関車やデキ3形電気機関車の未組立キット、ディーゼルカーやレールをまとめたもの、スターターセットなど、幅広いアイテムを買取させていただいています。
これらの実績は、弊社のHPにおいて買取参考価格とともに積極的に更新しているため、オーナー様が売りたいと思う商品がどれくらいの価格になるのかの参考になるかと思われます。
下記のURLより、買取実績をご確認ください。
▶︎https://tetsudohonpo.com/itemlist/
また、買取取引をしていただいたお客様の声を一部掲載させていただいています。買取依頼をされる際に、こちらもご覧いただければと思います。
今回は、HOゲージの買取の相場やその注意点についてお伝えしました。
鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。
社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。
また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。
<鉄道本舗の特徴>
鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。
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