2024.04.04
(更新日:2024年4月3日)
故人の鉄道模型などの遺品整理を、業者に依頼せずに自分で行うためにはどのような点に留意すればいいのでしょうか。
今回は、遺品整理の留意点や手順とともに、鉄道模型に関する遺品整理を自分で行うためのポイントをまとめます。
目次
まずは、遺品整理を自分でできるかどうかについてですが、遺族や友人・知人などと協力して準備を怠らなければ可能であると言えます。
遺品整理を自分でやるメリットとしては、故人を偲びながら思い出と一緒に残ったものを整理できることです。時間はかかりますが、コストをかけず行うことができます。
一方自分でやるデメリットとしては、感情が入りすぎて遺品を捨てるか残すかの判断がしにくいということです。
よって、その作業量や内容によっては遺品整理の専門業者に依頼する方が早い場合もあります。
次に遺品整理を自分で行う場合の注意点をあげていきます。
遺品整理はケースにもよりますが、ご遺族の方々やご友人・知人と進めることが一般的です。
その際に、「遺品整理を実際に行う人(主にご遺族)」「相続権利者」「遺品の運び先(受け入れ先)」「遺品を運ぶ人」などが揃っている状態で整理を行うようにしましょう。
整理に関わる人と話し合って行うことで、捨てた/捨ててないなどのトラブルを回避することができます。
また、誤って貴重品や売却価値がある品物を処分してしまうと遺産相続の問題にも関わってくるため、話し合いながら行う必要があります。
遺品整理案件であったトラブルとしては、亡くなった祖父の友人に鉄道模型を譲っていたところ、フリマサイトで転売していたことが発覚し、トラブルになってしまったというケースも聞いたことがあります。
お金に関わることはトラブルになりやすいので、古物営業法を遵守した第三者に入ってもらって処分を進めるというのも安心して買取ができると思います。
遺品整理は、故人との思い出を偲ぶ大切な作業です。多くの場合、故人との関係が近いと、さまざまな思い出にふけって遺品整理が遅くなる傾向があります。
しかし、故人が賃貸住宅にお住いだった場合は、契約している住宅などを引き払わないといけないこともあり、無闇に遺品整理を長引かせることは、不必要な費用やトラブルの原因となる可能性があります。
そのため、遺品の量や遺品整理をする人の数を踏まえて、余裕を持った無理がない作業期間を設定することが重要です。
また、「今日は故人の部屋」「来週はリビングを中心に」などと、予定をしっかり立てておくことも遺品整理をスムーズに進めるために必要でしょう。
物の遺品整理だけでなく、インターネット上の履歴やアカウント(登録情報)なども整理することが重要です。
パソコンや携帯電話などを処分する際には、しっかりと故人のアカウントや会員登録などの消去まで行っておきましょう。この作業を忘れた場合は、アカウントを悪用されたり、会員費用などが発生する可能性も出てくるため、手間はかかりますがきちんと消去しておく必要があります。
次に遺品整理を自分でする際の手順をご紹介します。
まず、遺品の中で必要なものと不要なものの仕分けを大きく行います。
必要なものとしては、写真や手紙などの思い出の品、貴重品(現金や貯蓄関係品、土地や不動産などの権利書・契約書類、アクセサリーなど)、形見分け品です。そして、必要なもの以外が不要なものになります。
それらを一旦仕分けした後に、再度不要品を同じチェックをかけて、不要品の中に必要なものが誤って混ざっていないかどうか確認します。
特に、本人確認ができるもの(実印や免許書など)は紛失すると入手することはできないため、ファイルやチャック付きの収納用品に保管することが重要です。
先ほど大別した不要品の中で、資源として再利用できるものや使えるもの、リサイクルショップやネット販売などで再販できるものを仕分けていきます。
この仕分け作業には、誤って大切な必要なものを捨ててしまうことを防止する確認作業でもあるためじっくり行うことが大切です。
再利用などができないものは思い切って処分をしましょう。ここで重要なのが、故人様が住んでいる地域によって物の処分の方法が異なるため、一度に処理できない可能性があることです。
可燃ごみや不燃ごみ、粗大ごみなどの処分の日がいつで、どのように処理する必要があるか確認しておきましょう。
遺品整理のスケジュールによっては、ゴミ処理業者や不用品回収業者などに依頼することでこの手間を大きく削ることができます。
ただ、何が売れる何が売れないなど分からない場合は安易に捨てず、一度買取業者さんに相談した上で処分を進めましょう。
買取業者側がゴミと判断するモノとご依頼主様がゴミと判断するモノが異なる場合があり、価値あるモノが処分されてしまうことがあるので、捨てる前に必ず買取業者さんに相談して処分を進めることをおすすめします。
故人様の部屋の遺品が整理できたら、最後に清掃をします。
特に賃貸の場合は、次回この部屋を使用する方(不動産業者、賃貸契約される方など)に迷惑がかからないように入念に行っておきましょう。
床や壁に強い薬剤を使用する場合には注意書きを確認し、部屋に臭いなども残ってしまわないように注意しましょう。
故人の処分品をゴミとして処分するのは心苦しいところです。
そのため、遺品はお炊き上げ(神社などで不用品を火で燃やして、魂を供養すること)することをお勧めします。お焚き上げを行うことで、ご遺族の心の負担を軽くすることができ、大切な方の品々を偲ぶことにもつながります。
しかし、電化製品やビニル製品やプラスチック製品などの燃えないものはお焚き上げできないため、事前に供養の方法を神社などに確認しておくことが重要です。
最後に遺品である鉄道グッズを自分で整理する際の注意点をご説明します。
こちらは鉄道グッズではないものにも共通することですが、自分のみで価値を判断しないことが重要です。
特に鉄道グッズでは、ごみだと思った古い切符やチラシなどに高値がついたり、一見古い鉄道模型が実は価値があるものだったりするなどはよくある話です。よって弊社が遺品整理を兼ねた出張買取に伺う場合、部屋に置いてある状態のままで確認させていただきたいと思います。
遺品の宅配買取であれば、買い取ることができるものとできないものを弊社HPにて確認していただき、買い取ることができるものは段ボールに入れて送付していただければ、見積査定を行います。
今回は遺品整理の留意点や手順についてご説明いたしました。
特に、鉄道グッズ関係の遺品整理に関しては、意外なものに価値があるため、ご自身で判断せずにプロに任せることが大切です。
鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。
社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。
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