買取実績

  • HOME
  • 買取コラム
  • オリジナル硬券の作成方法とは?レトロな魅力を自分流に楽しもう

オリジナル硬券の作成方法とは?レトロな魅力を自分流に楽しもう

雑学・小ネタ

(更新日:2024年8月21日)

オリジナル硬券の作成方法とは?レトロな魅力を自分流に楽しもう

硬券は、鉄道の歴史を感じさせる独特のアイテムですが、実はオリジナル硬券を作成することができるのを知っていますか?

この機会に、自分だけのユニークな硬券を作成して、そのレトロな魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

この記事では、オリジナル硬券の作成方法や楽しみ方、そしてその買取の可能性について解説します。

硬券とは

まず、硬券についてご説明します。

硬券は、乗車駅や降車駅、日付などの必要な情報が活版印刷で記載された厚手の切符で、日本の鉄道の歴史とともに歩んできた重要なアイテムです。日本では、明治初期に東京と横浜を結ぶ鉄道が開業した際から使用されており、長い歴史を持つ切符として知られています。

硬券の素材は厚さ0.7mm程度のボール紙で、現在の軟券(自動発券機で出る薄い切符)に比べると、硬券はしっかりした作りで存在感があります。また、硬券には発着駅名や日付のほか、鉄道会社独自の地紋(模様)やイラストが施されていることが多く、その意匠性がコレクターからも高く評価されています。

硬券には、「A型券(縦30mm×横57.5mm)」「B型券(縦25mm×横57.5mm)」「C型券(縦60mm×横57.5mm)」「D型券(縦30mm×横88.0mm)」という4種類のサイズがあり、用途や時代、鉄道会社ごとに使い分けられてきました。

硬券とは

硬券を作成できるオリジナル硬券とは?

次に、オリジナル硬券の作成についてご紹介します。

近年では鉄道の利用者数が増加し、券売機や改札も自動化が進んだため、硬券を乗車券として取り扱う鉄道会社は少なくなりました。しかし、青森県の津軽鉄道、千葉県の銚子電気鉄道、長崎県の島原鉄道など、一部のローカル鉄道では今も硬券を使用しています。

この硬券を切符としてではなく、名刺やカード、イベントチケットとしてオリジナルに作成するサービスが人気を集めています。例えば、鉄道の地紋やサイズを活かしたデザインに名前や連絡先を印刷できるものや、硬券サイズの範囲内で片面・両面を自由にデザインできるサービスもあり、個人のこだわりに応じてユニークな硬券を作成することが可能です。

近年では見られなくなった硬券を、現代のアイテムとして再び手にすることができるオリジナル硬券は、レトロな雰囲気とともに特別感を演出でき、趣味やビジネスシーンで注目されています。

オリジナル硬券の例と楽しみ方

オリジナル硬券の例と楽しみ方

ここでは、オリジナル硬券の具体例とその楽しみ方をご紹介します。

例えば、銚子電鉄では、硬券印刷機を使用してオリジナルの硬券名刺を作成することができます。定型フォーマットから選び、自分だけの名刺やカードを作成できるのが特徴です。

従来の活字印刷では、文字ごとに個別の版を必要とし、対応できる文字が限られていましたが、現在では第一水準文字に対応できるようになり、多様な文字でオリジナル硬券を作ることが可能になりました。

また、嬉しい特典として、印刷に使用した名前の活字が名刺とともに納品されるため、鉄道ファンやコレクターにとっては貴重な一品となります。

さらに、活字で表現できないロゴや地図といった複雑なイラストは、凸版印刷によって再現され、インクの独特な風合いが当時の硬券のレトロな雰囲気を感じさせます。最後に、仕上げとして好きな場所に鋏を入れることで、まるで実際の乗車券のようなリアルさを楽しむことができるのです。

オリジナル硬券の作成方法

では、オリジナル硬券はどのように作成したらよいのでしょうか。

基本的には、オリジナル硬券は鉄道会社や印刷会社の公式サイトから注文できます。そして多くの場合、硬券のサイズ(A型~D型)や紙の色、地紋(フォーマット)、入力する文字などを自由にカスタマイズできるようです。

例えば、銚子電鉄では、A券やB券など、決まった地紋やイラストがあしらわれた硬券名刺をオンライン上で手軽に作成することができます。この硬券名刺は、名刺としてだけでなく実際に乗車券としても使えるため、購入することで銚子鉄道の乗車券の売上に貢献することに繋がります。

また、硬券名刺を100枚単位で注文できる専門の印刷会社などもあります。作成枚数や作成するサイズ、片面印刷か両面印刷か、ナンバリング印刷の有無、希望納期などを問い合わせた上で、硬券名刺の作成が可能となります。

作成した硬券は買取できる?

ここまで硬券名刺の作成についてお伝えしましたが、その硬券名刺は買取可能なのでしょうか。

基本的に、硬券名刺は買取市場での価値は高くないとされています。これは、硬券名刺が鉄道会社の企画品やイベント向けに作られたものであり、鉄道会社への支援や個人の楽しみを目的として制作されていることが大きな理由です。そのため、希少性が低く、市場での需要も限られています。

仮に、廃線記念の硬券など価値のあるものでも、個人の名前や情報が印刷されているとコレクター間での取引が難しくなるため、高額での買取は期待しづらいと言えるでしょう。

作成した硬券は買取できる?

出張買取は「鉄道本舗」にお任せください!

今回は硬券名刺の作成方法やその楽しみ方についてご紹介してまいりました。

硬券は、鉄道会社ごとに独特なデザインや紙、印刷の風合いがあり、多くの鉄道ファンやコレクターに人気がある切符です。

硬券をお持ちの場合、その価値を知りたい場合や買取をご希望される場合は、お気軽にご連絡いただければ、買取のご相談や保管のアドバイスなどをさせていただきます。

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

<鉄道本舗の特徴>

  • 全国どこへでも出張買取に対応
  • 鉄道模型、部品、資料の高価買取
  • 遺品整理、残留品にも対応
  • 鉄道愛溢れるスタッフ

鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!

古い切符はどのようなもの?名称や買取業者の探し方について
2024.09.05
雑学・小ネタ
古い切符はどのようなもの?名称や買取業者の探し方について

古い切符には、歴史的価値や独自の魅力が詰まっていますが、どのような切符が価値があるのか、またそれをどこで買取してもらうのかは知識がないと難しいかもしれません。 そこでこの記事では、日本における古い切符の代表的な名称や特徴 […]

軟券とは?硬券や半硬券との違いから現在の市場価値まで
2024.09.03
雑学・小ネタ
軟券とは?硬券や半硬券との違いから現在の市場価値まで

「軟券」と呼ばれる薄い紙で作られた切符は、硬券や半硬券とは異なる独自の特徴を持っています。しかし、その違いや軟券が生まれた背景、そして現代の市場価値についてはあまり知られていません。 そこでこの記事では、軟券とは何かや、 […]

硬券名刺とは何?購入方法や作り方、買取可能かどうかを解説
2024.08.24
雑学・小ネタ
硬券名刺とは何?購入方法や作り方、買取可能かどうかを解説

硬券名刺は、硬券乗車券に名刺情報を印刷したものや、硬券風に作られた名刺のことです。今では見ることが少なくなった硬券の懐かしさとオリジナリティを兼ね備えたアイテムとして鉄道ファンやコレクターの間で注目を集めています。 この […]

硬券はファイルに収納する?劣化させない収納アイデアと避けるべき保管方法
2024.08.22
雑学・小ネタ
硬券はファイルに収納する?劣化させない収納アイデアと避けるべき保管方法

硬券は鉄道の歴史を感じさせる貴重なアイテムですが、ファイルなどで適切に保存しなければ価値を損なってしまうこともあります。 そこでこの記事では、硬券を劣化させずに長期間保管し、買取の際にも価値を高められるような収納アイデア […]