2021.09.27
(更新日:2023年5月9日)
今回は『デアゴスティーニ』について解説をさせて頂きます。
社名は『ディアゴスティーニ』では無く『デアゴスティーニ』が正しい名称です。
私も間違っていました。。。皆様も一緒に覚えて行きましょう。
目次
デアゴスティーニは、イタリアに本社のある雑誌出版社です。国内の雑誌はデアゴスティーニ・ジャパンが出版しています。
イタリアの本社は、1901年に地図研究所として創設されました。当初は世界地図を普及させる目的があったといわれています。
雑誌が刊行されたのは1959年。マルコ・ポーロの「東方見聞録」を、パートワークという分冊スタイルで発行しました。
このスタイルが好評を博したため、これ以降に分冊スタイルで発行されるようになりました。
21世紀以降は、DVDやCD、模型などを毎号の付録としてそろえていく「コレクションシリーズ」、毎号付録としてパーツがついてくる「組立シリーズ」を多様なジャンルで発行し続けています。
日本にデアゴスティーニが進出したのは1988年。デアゴスティーニは全世界33ヶ国に進出していて、デアゴスティーニ・ジャパンも含め、各国が独自に企画を立案しアイデアをかたちにしています。
鉄道関連のシリーズでは、各週刊「鉄道ザ・プロジェクト」、「鉄道ザ・ラストラン」、「鉄道データファイル プラス」、「JR全路線DVDコレクション」などが刊行されています。
いずれもシリーズの創刊号は、販売戦略によりそのほかの号よりも半額近く安く販売されたり、コレクション用のバインダーやケースが特別付録としてついています。
なお、売れ行きによっては予定数よりも早く休刊ないし打ち切りになることもありますが、予定よりも長く刊行され続けたものもあります。
「鉄道データファイル プラス」は10号で休刊状態となりましたが、「週刊鉄道データファイル」は100号の予定が大幅に拡大されて300号まで発行されました。
定期購読や全号購読で特典がつくこともあり、組立シリーズの場合はオプションで組立サービスを申し込めるケースもあります。
毎号購買して、コレクションをそろえたり模型を完成させたりする、というスタイルがデアゴスティーニの特徴です。
コレクター欲のある人や、一気に模型を買ったり組み立てる時間はないけれどやってみたい、という人にとってはちょうど良い雑誌なのではないでしょうか。
また、今まで無趣味だったけれど何か趣味を見つけたいという場合、デアゴスティーニなら毎月新しい発見を得ることができます。
鉄道関連は、DVDコレクションやデータファイルなどのみですが、ドールハウスやキャラクターのミニチュアを制作できるシリーズは多くの種類が刊行されています。
バックナンバーを購入できるシリーズもあるので、鉄道模型のほかにジオラマ作成が趣味、鉄道模型の技術を高めるためにほかのものも制作してみたいという場合は便利な媒体かもしれません。
大人になると、子どものように定期的なレッスンを受けたりコツコツ趣味に時間を費やしたり、そんなことに憧れてもなかなか続かないのが現実です。
ですが、デアゴスティーニは毎月購入するだけで何となく続けられる、豆知識を得られる、その「ゆるさ」が多くの人に支持されているのかもしれません。
創刊号を安く設定する、バインダーなど特別な付録をつけるなどの販売戦略もデアゴスティーニの特徴です。
定期購読サービスや既刊シリーズの「大人買いキャンペーン」なども行われていて、CMや雑誌広告で見かけたという人が購買しやすいシステムも完備されています。
デアゴスティーニは、毎号の付録をそろえてコレクションを作るという、ユニークな雑誌です。
鉄道関連では、「鉄道ザ・プロジェクト」、「鉄道ザ・ラストラン」、「鉄道データファイル プラス」、「JR全路線DVDコレクション」などがあり、300号もボリュームのあるシリーズも。
DVDコレクションやラストランシリーズは、鉄道模型ファンにとってもそろえる楽しみを感じられるのではないでしょうか。
デアゴスティーニの歴史は古く、もとは世界地図を普及する目的で刊行されました。1901年から前身となる地図研究所があり、1959年にイタリアで分冊スタイルの発行を開始して以来、全世界33ヶ国にまで拡大しました。
TVCMのアピールもあり、デアゴスティーニといえば分冊スタイルの雑誌、とすぐにピンとくるほど知名度のある媒体です。
鉄道や車、飛行機といった乗り物系のシリーズから、映画やドラマそして音楽関連のDVD、CDコレクション、手芸のハンドメイド、キャラクター系のシリーズまであらゆるホビーを網羅しているといっても過言ではない豊富なラインナップは、見ていて驚くほどです。
無趣味で何か興味を惹くものを探したいという人でも、デアゴスティーニのシリーズを見ればこれはと思えるものと出会えるかもしれません。
鉄道シリーズのコレクションにふれて、鉄道模型に興味をもつ人も多いかもしれませんね。
毎号続けて購入するだけで、そのテーマについて詳しくなれる。それがデアゴスティーニが長年親しまれている一番に理由でしょう。