2026.11.05
(更新日:2026年11月5日)
ドイツの鉄道模型メーカー、フライシュマンのNゲージ限定セット「7900」を、埼玉県での出張買取でお譲りいただきました。
蒸気機関車から貨車1両1両まで、Nゲージとは思えないほど細かく作り込まれていて、ヨーロッパの蒸気機関車の時代を支えた列車の姿が、手のひらの上でよみがえるようなセットです。

遺品整理で、故人が集めていた鉄道模型のコレクションを整理したい、というご依頼でした。
伺ってみると、コレクションは本当に大量で、その多くが外国の車両でした。
今回ご紹介するフライシュマンのセットも、その中の1つです。
外国の車両が中心で、日本の車両はあまり持たれていないことが多いです。
これまで外国の鉄道模型を集めていた方のお宅に伺うと、フライシュマンのほかにも、ドイツのメルクリン、オーストリアのロコ、イギリスのホーンビィといったメーカーの車両がたくさんあることがよくあります。
日本の新幹線や、日本の地方の私鉄の車両は、あまりお見かけしません。
あるとしても、その方が育った地元を走っていた車両が、少しあるくらいです。
こだわっている方は、本当にこだわっています。
車両だけでなく、海外ならではの精密なガスタンクの模型や、1960年代ごろの外国の車のミニカーを集めて、ジオラマの町の中に置いて表現されている方もいらっしゃいます。
外国の鉄道模型が好き、というより、海外の文化そのものが好きで集めていらっしゃる。
そんな方が多いと感じています。

私は、外国の鉄道模型を集めていた方のご家族に、よく「海外にも鉄道の旅に行かれていたんですか?」と伺います。
すると、スイスの氷河急行に乗った、ヨーロッパの鉄道はかなり乗った、というお話をよく聞かせていただきます。
中には、シベリア鉄道に乗ったという方もいらっしゃいました。
実際に海外で列車に乗り、その風景を身近に感じてきたからこそ、外国の鉄道模型を集めていらっしゃったのかな、と感じることがあります。


そんなときは、私も少しだけ自分の話をさせていただきます。
私は、インド北東部を走るダージリン・ヒマラヤ鉄道に乗ったことがあります。
「トイ・トレイン」と呼ばれる、とても小さな列車で、まるで遊園地の中を走る蒸気機関車のような、かわいらしい車両が山の中を走っています。

その話をすると、「あそこ乗りに行ったんですか!」と話が弾んで、海外の鉄道の話で意気投合することもあります。
鉄道が好きという気持ちは、国がちがっても同じだと感じる瞬間です。
ドイツのニュルンベルクにある鉄道模型メーカーです。
フライシュマンといえば、HOゲージ(Nゲージより大きい、約87分の1の大きさの模型)のイメージが強いメーカーです。
ですが、Nゲージもしっかり商品化されていて、今回のセットのように、細かい部分まで丁寧に作り込まれた車両がそろっています。


ドイツ国営鉄道(DRG)の、昔の貨物列車が丸ごと1編成入っています。
先頭に立つのは、プロイセン(今のドイツ北部にあった国)の鉄道で生まれた「G8²形」と呼ばれる貨物用の蒸気機関車で、車体には「56 2284」の番号が入っています。
黒、深い緑、赤茶色に塗り分けられた姿がとても美しい機関車です。
箱の説明によると、この形の機関車は毎日の仕事でとても使いやすかったため、ドイツ国営鉄道ができたあとも1928年まで造られ続け、全部で850両が造られたそうです。
後ろにつながる貨車は6両です。
・車掌などが乗る車両
・屋根のある貨車
・タンク車
・屋根のない貨車3両
貨車には「Cassel(カッセル)」「Breslau(ブレスラウ)」「Elberfeld(エルバーフェルト)」「Frankfurt(フランクフルト)」など、当時の地名や細かな文字まで、小さな車体にしっかり書き込まれています。
ドイツ国営鉄道ができてすぐのころは、それぞれの地方の鉄道で使われていた色がしばらく残っていて、このセットの貨車も、よく知られる緑ではなく、当時らしい赤茶色で再現されています。

海外の鉄道模型を見ていると、とても精巧で、どこか上品な雰囲気を感じます。
特に印象的なのが、車両の前と後ろの左右についている「バッファー」と呼ばれる丸だったり四角の部品です。
車両同士がぶつかったときの衝撃をやわらげる役割があり、昔のヨーロッパの蒸気機関車らしさを感じる部分です。
小さな蒸気機関車にこのバッファーがついていると、なんともかわいらしく見えます。
車両と一緒に、ジオラマの風景も楽しまれている方が多いです。
外国の車両を集めている方は、ドイツのファーラーなど、建物や風景のプラスチック模型も一緒にお持ちのことがよくあります。
ジオラマは、美しい山々や自然豊かな景色の中に車両を走らせるものが多く、日本のジオラマに多い大都会の風景は、あまりお見かけしないかもです。
今回のような蒸気機関車には、ヨーロッパの田舎の風景がよく似合う、ということもあるのかもしれません。
これまで伺ったお宅の中には、氷河急行のように、家の壁に高架橋を取り付けて、列車が壁を登っていくように走らせていた方もいらっしゃいました。
遊園地やロープウェイなど、動く仕掛けが大好きな方もいらっしゃいました。
Nゲージのジオラマの中に、そうした仕掛けを組み込んで楽しまれていて、大きさは仕掛けのほうが少し大きくなってしまうこともあるのですが、それも含めて、海外の鉄道模型ならではの楽しみ方だと感じました。
アタッシュケースのような金属のケースの中に、精巧な町並みや農村の風景を作って楽しむ方もいらっしゃいます。
Nゲージより小さいZゲージで作られることもありますが、少し大きめのケースでNゲージの風景を作る方もいます。
・埼玉県の遺品整理で、フライシュマンのNゲージ限定セットをお譲りいただいた。
・外国の鉄道模型を集める方は、海外の旅や文化そのものを愛している方が多い。
・車両だけでなく、ジオラマや仕掛けまで、楽しみ方もさまざま。
Q. 外国の鉄道模型も買い取ってもらえますか?
A. はい。フライシュマン、メルクリン、ロコ、ホーンビィなど、外国の鉄道模型も買取させていただいています。
Q. ジオラマの建物も一緒に相談できますか?
A. はい。車両と一緒に、ファーラーなどの建物の模型をお譲りいただくことも多くあります。
Q. 遺品整理で量がとても多いのですが、大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。今回のように、大量のコレクションの出張買取も承っています。