2022.01.10
(更新日:2022年2月16日)
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過去には山口県や広島県と言った地域で出張買取りをさせて頂いております。愛知県から車で6~7時間ほど掛りますが、鉄道部品では山陰ならではの部品を買取りさせて頂いたりと名品&珍しい部品を買取りさせて頂けるイメージがあります。
中国地方で鉄道部品・鉄道模型の買取り依頼は鉄道本舗までお任せ下さい※量が少ない場合は出張買取りの対応ができない場合もあります。
目次
中国地方は山陽と山陰で人口も違い、中央には中国山地があるのが特徴の一つです。
山陽地方は現在、山陽新幹線が通り首都圏や関西圏からもアクセスしやすくなっています。その点、山陰地方は非電化の区間も多く、山陽から中国山地を超えてのアクセスが一般的です。
今回は中国地方を中心に鉄道の歴史を見ていきましょう。
1888年に神戸と明石駅間で開通した山陽本線ですが、広島県へと伸びたのは1891年となります。
その後、広島県内は1897年には全線が開通し、1901年には現在の下関まで開通。13年で、山陽本線の広島から山口まで繋がったのは、かなりの突貫工事だったことでしょう。
また、山陽本線は世界初の海底トンネルとなった関門トンネルが1942年に開通して、九州まで一本のレールで繋がることになりました。
1899年京都と園部で開業した山陰本線は1910年米子から出雲市駅まで延長し、1933年の全線開業で日本海側ルートは一本のレールにつながります。
山陽地域と違い現在でも単線及び非電化区間が多い、山陰本線は海沿いを走ることでカーブや気候により線形も良くはありません。
速度向上のため数々の箇所で改良工事を行った歴史もあります。
山陽地域と山陰地域を結ぶのが陰陽連絡路線になります。中国山地を通る路線は多くありますが、主流となっているのは岡山から鳥取へ向かう伯備線でしょう。
1928年に開通した伯備線は陰陽連絡路線の中でも電化され、特急「やくも」や寝台特急「サンライズ出雲」が走っています。
広島県から島根県へ伸びる芸備線・木次線も1937年に開通しましたが、直線的に南北を移動するのではなく、線形が悪いため、現在ではローカル線となっています。
山陽新幹線開業前は1894年に日本初の急行列車が神戸と広島駅間で運転を開始。
その後、中国地方は関東・関西と九州間で多くの特急が運転されます。
しかし、1964年の東海道新幹線が東京と新大阪間開業により新幹線に接続する形で多くの特急列車が関西から広島・山口方面へ向かいます。
また、山陽新幹線が岡山へ開業した1972年からは岡山から九州へと短縮して、中国地方へ多くの特急列車が運転されました。
しかし、1975年の山陽新幹線が博多駅まで全線開業により中国地方の特急列車は新幹線へ移行されます。
山陰地方は現在も新幹線がないことで在来線特急が多く走っています。
山陰本線を走るキハ187系気動車は制御式の自然振り子気動車となっていて、海沿いを走る山陰本線スピードアップに貢献。
また、伯備線の特急「やくも」は振り子型381系と国鉄型車両として日本で唯一残っているので今のうちに乗る価値があるでしょう。
今回は中国地方の路線と車両の特徴について紹介しました。
中国地方は山陽と山陰で路線の雰囲気が違うので一周してみることで雰囲気の違いも楽しめるでしょう。
ぜひ、中国地方の列車旅もしてみると楽しいですよ。