2019.11.28
(更新日:2021年9月7日)
鉄道模型には様々な規格があります。有名なところではNゲージというのが有名ですよね。Zゲージはその規格の内のひとつで、縮尺が220分の1のものを言います。
Nゲージが縮尺が148分の1から160分の1くらいで、軌間が9mmですから、Nゲージよりも少し小さめの模型ということになります。Zゲージのzの由来については、将来的にこれより小さなスケールは登場しないだろうということで、zが採用されています。
日本での人気はやはりNゲージなのですが、2005年頃から日本の大手メーカーが軌間6.5mmに合わせたものを供給し始めています。それまでは、日本型の車輛は一部のガレージキットだけでした。
Nゲージより小さいため、同じジオラマを組んだ場合、Zゲージのほうが小さなスペースで済むことになります。また同じスペースであれば、より大きなジオラマを楽しめるということになります。
ロクハンは2010年に設立された株式会社トイテックのブランドで、Zゲージに合わせたレールセットや電源装置、日本風のストラクチャーや様々な日本型の車輛や機関車を発売しています。
他の大手メーカーに比べると後発ではあるのですが、Zゲージに関しては積極的に展開をしてます。そのブランド名のロクハンは当然ながらZゲージの軌間である6.5mmからということですね。
まず一番の特徴としては、そのスケールが220分の1であるという点です。これがZゲージたる所以です。
↑レールもNゲージより細いです。 また、小さいレイアウトでの走行が可能になるように、最小半径R95を走行可能なように作られています。
車輛の左右に1輪ずつゴムタイヤを標準で装備しており、そのグリップ力で登坂性能がアップしています。また、使用されているモーターに使用されたマグネットは独自で開発しており、かなり強力なものが使用されています。
その結果として、電流量を抑えながらもパワフルな走行が可能となっているのです。 各車輛にはウェイトが装備されており、その結果として、レールへの接触がよくなり、電気の通りが良くなりますから、安定した走行が可能になっています。
車輛等の再現性もリアルさを追求しており、手すりなどの小さなパーツもエッチングパーツを使用して、かなり細かな表現が可能となっているのです。
車体のモールドは金型によるものですが、かなり細かく、金型の限界ではと思われるところまで追及されています。電飾はヘッドライトとテールライトが標準で装備されていて、室内灯についてはオプションではあるのですが、取り付けは可能となっています。
車輛の連結にはアーノルドカプラーが使用されています。 車輪は世界基準であるNMRAに準拠しており、安定した走行が可能になっています。
ロクハンの車輛の買取価格の相場としては、おおよそ定価の3割程度となるのですが、最高値で定価の半額ほどになっています。
ですが、あくまでも相場ですし、参考値ですから、実際の車輛の状態によっても異なっています。
実際の買い取りにおいては、買い取り業者によっても価格の設定が異なりますし、実際には見積もりをしてみなければ細かな金額はわかりません。買取の比較サイト等でも、相場が表示されているものもあればそうでないものもあります。
中古市場ですから、その時点の需要と供給の状態、つまり人気の度合いによっても価格は変わってくるのです。
ですから、中古で買い取ってもらう場合は、まずは見積もりということと、複数の買い取り業者の提示価格を比較するこということが大切です。これは自動車の中古での売却と同じということになります。
もちろん、Zゲージの車輛の場合は、自動車にあるような二重査定といったものはないので、提示された買取金額が買取後に変更になり、返金しなければならないといったようなことはありません。
買取で高額査定がつくのは、やはり新品で未開封のものということになります。また、開封済みでも箱や付属品がきちんとそろっているほうが価格は上がります。
ですから、中古での買取を考えた場合、箱や付属品はきちんと保管しておいたほうがよいでしょう。 六半/ロクハンの買取お待ちしております。