2020.03.11
(更新日:2021年9月7日)
目次
今回は、弊社でも取り扱いの多い鉄道書籍について書かせて頂きました。
高く売れる鉄道書籍は何か?その理由とは?買取りの視点から鉄道書籍の魅力に迫ります。
まず高く売れる本の傾向としては一般的な書店に売っていないような専門性の高い本になります。わかりやすくお伝えすると蒸気機関車を中心とした本や客車をメインとした本などです。
子ども向けの本などはJR東日本で活躍する特急と言った形で車両の写真と行先や型式など一部の情報のみで基本は多くの車両紹介をメインとしていますが、専門書はさらに深い部分で車両の詳細を書いてあります。
専門書の深い内容とはどんな内容でしょうか?それは例えば『スハ43系客車明細図集(鉄道史資料保存協会)』や『国鉄車両配置図』『炭水車明細図』と言った専門分野の書籍になります。
鉄道史資料保存協会やプレスアイゼンバーンと言った出版元の本も人気です。
逆に値段の付かない本は、専門性は無く広く浅く扱っている商品となり出回っているが故に値段が付かない場合もあります。 一般的に人気があるから流通も増え買取りと言う意味で安くなってしまうのです。
スハ43系客車の明細図集を読み込み何でも答えられる小学生の子は頼もしく思えますが、基本的に専門書よりも数多くの鉄道が網羅されている一般書店で売られている本をお求めになる事の方が多く流通量がある為買取価格も安くなってしまう事にあります。 また月刊誌も同じ理由です。 現在鉄道ファンや鉄道ジャーナル、ダイヤ情報など買取りを停止させて頂いておりますが、超人気雑誌なので買取りを再開するともの凄い量が瞬時に集まってしまう為、こちらも現在買取りを停止させて頂いております。
ただ出張買取り先などで、鉄道模型や鉄道部品と言った商品を買取りさせて頂く中で、タダで良いので持って行ってと言うケースの場合は無料で引き取りと言う形で対応させて頂く事もあります。 これは車の積載量に問題が無ければの話となりますが、鉄道雑誌は人気故に中古品はお値段が付きにくい事があるのです。
大きい括りでは鉄道でも、少し鉄道からズレる鉄道関係の資料はお値段が付かない場合もあります。鉄道の括りだけど鉄道では無い本になりますが、駅の設計資料本や国鉄時代の労使関係の本などです。 鉄道と言えば鉄道なのですが、ド直撃で鉄道では無く少し脇道に入っていく専門書となり、こちらの専門書は買取り価格が付かない場合があります。
駅の建設資料の場合は、鉄道と言うよりも建築関係の本に近くなってしまうと言う具合です。 鉄道の場合は鉄道車両や鉄道部品に関わる事の本が人気があり、鉄道車両から離れてしまうと人気は少し落ちてしまうかもしれません。
運転教本や内部資料は基本的に買取りをしていません。出回る経緯としては数年前鉄道会社に勤務されていた方が退職後も教本などを持っており、売却に至るケースです。 本の所持自体は問題ありませんが、コンプライアンスとして万が一教本を元に車両を運転してしまった場合や車両に侵入してしまうケースなど犯罪に加担してしまう恐れのある商品は買取りをしていません。
鉄道書籍の買取りと言う括りで人気なモノはやはりニッチな分野のモノになります。
先にもお伝えした様に炭水車を中心にした本や国鉄の編成表などかなりマニアックなモノが人気があるのですが、どんな人がそう言った書籍を買い集めているのか? それは特定の分野が好きで探求心を持って調べている方や、模型を作っている方など細かなデティールを再現したい方と推測されます。
一般書には書かれる事の無いマニアックな知識が書いてある本になるので大衆ウケは絶対に無いのですが、特定の方には絶大な支持がある本が高く売却できる本になると思います。
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