買取実績

鉄道銘板を出張買取りで対応させて頂きました。

買取実績

(更新日:2021年10月2日)

今回は出張買取で対応させていただいた鉄道部品の銘板の買取りについて解説をさせて頂きます。

銘板とはなにか?

所有する鉄道会社名、製造年や製造や改造がされた工場などが刻印された鉄製・ステンレス製の板です。

有名なモノは楕円形の形で「〇〇年〇〇社製造」などが刻印されたプレートで、主に列車の連結部などに貼ってあります。

国鉄時代の車両は鉄製のプレートでしたが現在ではステンレス製やステッカータイプのモノも存在しています。

買取りの視点でお伝えすると、やはり珍しい銘板の買取価格は高くなる傾向にあります。現存しない工場など希少価値の高いモノが値上がり傾向にあります。一方で「日本国有鉄道」のプレートは大量に製造、大量理由通が理由か、値下がりの傾向にあると感じています。

銘板の種類

まず銘板には2種類あり楕円の銘板と大型銘板(四角)銘板が存在します。

こちら↑大型銘板は四角い銘板『日立、三菱、東芝、川崎、東洋電機、汽車会社』など製造した会社などが書いてある銘板で、主に機関車の側面に貼られています。

楕円の銘板買取りを中心に解説

価値の高い楕円の銘板の物だと鉄道省とか何十前の古いものや、珍しいモノが高くなります。

郵政省や鷹取工場など、あまり数が出回らないレアなモノが希少価値が高いです。

逆に日本国有鉄道はめちゃくちゃ数が出回っているので希少価値は低いです。

銘板は装着される車両のボディーカラーを塗装されるため銘板のカラーリングも鉄道ファンにとっては興味深いです。

買取りとは別に少し踏み込んだ話をすると、この写真↑には車両銘板が3点あります。

一番上にあるのが汽車會社の車両銘板です。

汽車會社とは1896年から1972年まで存在した鉄道車両メーカーです。1972年に川崎重工業に吸収合併されたことに伴い、消滅しました。

2番目にあるのは国鉄吹田工場の車両銘板です。

JR西日本の車両工場と車両基地でしたが、2012年に検修体制の見直しに伴い、吹田総合車両所に改称され、車両工場は廃止されました。

一番下にあるのは近畿車輛の車両銘板です。

近畿車輛の工場は、前身の田中車輛の頃からJR徳庵駅にあります。終戦後に近畿日本鉄道(近鉄)の傘下に入り、現在に至っています。

この写真にある銘板について、どの鉄道会社の車両で使われていたか判断できませんが、近鉄の傘下に入ってから作られたものであると判断できます。

近鉄の車両だけでなく、全国の私鉄の車両、JR西日本・JR東海・JR四国の車両、第三セクターの鉄道会社の車両の製造も行っています。

他にもこのような積空換算銘板と言う銘板もあります。

こちらは蒸気機関車に付けられていた銘板です。

これらの車両銘板について、鉄道会社のイベントやネットオークションなどで手に入れる事ができます。

古いモノや希少価値の高い銘板になると一点が数万円単位で販売される事もあり熱心なコレクターのいる鉄道部品です。

鉄道銘板(楕円)の買取実績

車籍 日本国有鉄道 製造銘板


銘板 京浜急行電鉄


銘板 東海旅客鉄道

楕円以外の銘板買取実績

小型製造銘板 プレート 大12 川船


大阪にて出張買取りの大型銘板・サボ


重量換算銘板 積 12.5 空 9.0 プレート

現在の銘板事情

今はステンレスの薄いプレートになっていたり、留め具も特殊な工具で無いと取れないようになっています。

現在の銘板の販売は源泉で言えば鉄道会社のイベントで廃車になった車両から外して販売する機会が多いです。

ちょっと昔はタダでもらえた?!

余談ですが聞いた話では、その昔は解体工場とか行けば貰えたみたいです。

また、かなり昔何十年も前の話しでは工場関係者に頼んで好きな車両の塗装に本物に使う塗料を使って塗ってもらったなんて話も聞いた事があります。

世に出回っていない、珍しい銘板が価値が高い

古い銘板や、珍しい工場や鉄道会社、刻印された表示に希少価値が付きます。

もしお持ちの銘板で売却を検討される方は鉄道本舗までご依頼下さい。