2023.11.19
(更新日:2023年11月9日)
鉄道模型のNゲージは、車両を「集める」「飾る」「作る」だけでなく実際に「走らせる」ことができる点が他の模型趣味とは異なる部分であり、そこが魅力的だと言えます。
しかし、Nゲージ車両の走行には電気的な知識が必要であり、不安定な電圧は走行スピードの低下や照明の不具合などを引き起こす可能性があります。特に長いレイアウトや複数の車両を使用する場合は、適切に電力を供給することが重要です。
そこで今回は、Nゲージをスムーズに走行させるために必要な電圧の知識についてまとめましたので、「Nゲージの動きが悪い…」などとお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Nゲージの電圧とは、鉄道模型に使用される「電気を送るための力(圧力)」のことを指し、Nゲージでは12Vが標準的な電圧となっています。
またNゲージは通常、直流2線式と呼ばれる仕組みで運用されます。これは、2本のレールのうち片方がプラスの電流、もう一方のレールにマイナスの電流が流れ、レールと接する車輪などを通じて集電して車両の中にあるモーターを動かします。
このNゲージの電圧の強さは、電源装置(コントローラー)と呼ばれるものを使用して、Nゲージ車両の走行スピードや進行方向などを制御します。
関連記事:Nゲージの電気配線についてわかりやすく解説!基礎知識や注意点も!
ここでは、Nゲージにおける電圧の役割についてご紹介します。
Nゲージの電圧は、車両のスピードを調節する役割を持ちます。
右左のレールに流れるプラスとマイナスの電気によって、車両に組み込まれているモーターが回り、ギアから車輪へと回転が伝わって車両が走行します。この際に、レールに流れている電圧をコントローラーで調節することで車両のスピードを変えることができます。
なお、車両が止まっているときの電圧は「0(ゼロ)V」、コントローラーのつまみなどを目一杯回すと「12V」になります。この「0〜12V」の間で、加速・減速・停止をコントロールします。
通常Nゲージでは、右のレールにプラスの電流、左のレールにマイナスの電流が流れている時に車両が前進するのが一般的です。
逆に車両を後進させたい場合は、コントローラーの前後進スイッチを操作して、左右の各レールに流れるプラスとマイナスの極性を切り替えることで、Nゲージ車両の進行方向を変えることができます。
電圧計は、レールの通電状態の確認や不具合箇所発見に役立つため、「Nゲージが急に止まるようになった…」などといったことが生じた場合は、一度レールの電圧を測ってみることをおすすめします。
もし、Nゲージ車両の動きが不安定な上、電圧も低い場合は、レールや車輪の清掃や補助フィーダーの設置などの対策が必要です。
なお、フィーダーはコントローラーからの電流をレールに供給する役割を持っています。そのため、レールの電圧が低かったり、Nゲージ車両を安定して走行させるためには、「補助フィーダー」を設置することを検討してみましょう。
関連記事:鉄道模型の収納方法とは?劣化を防いで長く愛用するための保管のポイント
電圧計は、レールに流れる電圧を計測するのが一般的です。
具体的な使い方は以下の流れになります。
もし、「鉄道模型が上手く動作しない…」などといった問題が解決しない場合は、一度鉄道模型の専門家に相談することをおすすめします。
なお、鉄道本舗では電圧トラブルについて対応できません。お困りの事案がありましたら必ず鉄道模型メーカーにお問い合わせください。
今回は、Nゲージの電圧についてお伝えしました。
鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。
社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。
また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。
<鉄道本舗の特徴>
鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。
そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!