2024.01.03
(更新日:2023年12月12日)
NゲージとHOゲージは、どちらも幅広い年齢層に人気がある鉄道模型のひとつですが、違いはどのような点があるのでしょうか。
今回はNゲージとHOゲージの違いを特徴をあげながらご紹介し、それぞれの楽しみ方のポイントや買取時の違いについてもお伝えします。
目次
まずはNゲージとHOゲージの基礎知識をご紹介し、それぞれの違いをまとめていきます。
Nゲージとは、鉄道模型のレール間隔が9mmかつ車両スケールが1/150~1/160の模型の規格の総称であり、日本で一番普及している鉄道模型です。
また、Nゲージの頭文字の「N」は、9mmのレール幅の「Nine」の頭文字が由来で、全ての模型の線路は9mm幅で統一されています。車両本体は、実物の約1/150~1/160のスケール(縮尺)でつくられています。
このようにスケールは小さいですが、非常に精緻に意匠が表現されており、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている鉄道模型です。
では、車両と長さの具体的な数値をあげてみます。JRでは在来線の1車両の長さが20m、新幹線が25mであるため、その1/150~1/160は以下の数値となります。
上記からわかる通り、手のひらサイズに納まるような小さな模型です。
このコンパクトさだけでなく、車両や添景(建物・植栽など)の種類が豊富で自走環境が整えやすい点、また最新の車両がほぼ網羅されている点などもファンが多い理由と言えるでしょう。
HOゲージとは、鉄道模型のレール間隔が16.5mmで車両スケールが1/87、1/90のものを称します。
HOゲージの名前は、1900年代の中盤(戦前から戦後)において日本で高い人気を誇っていたOゲージの半分(Half)のサイズであることが由来とされています。
つまり、半分を意味するHalfの頭文字の「H」をOゲージの頭文字の「O」とつなげて、Oゲージの1/2スケールのものをHOゲージと呼ぶようになったのです。
では次に、車両と長さの具体的な数値をあげてみます。
JRでは在来線の1車両の長さが20m、新幹線が25mであるため、上記と同様にその1/87、1/90は以下の数値となります。
このように、前記したNゲージと比較すると少し車両が大きい模型となります。
HOゲージの人気のポイントとしては、Nゲージより大きく迫力があることに加えて、ディテールも非常に精巧な点です。
また、車両などの種類もNゲージと同様に豊富であり、機関車系はほぼ網羅されているのも日本のみならず海外にもファンが多い理由です。
鉄道模型として人気が高いNゲージとHOゲージですが、買取時での違いはあるのでしょうか。
「鉄道模型=Nゲージ」というイメージがあるほど、市場規模が大きいNゲージ。自宅に線路を組んで車両を自走させる十分なスペースがなくても、コンパクトなNゲージなら1畳程度のスペースがあれば小さな部屋であっても線路を組んで自走させることができます。
このように、日本の住環境に適していることから人気が高く市場に出ている車両も多くあり需要も大きいため、買取量はHOゲージと比べてはるかにNゲージの方が多いです。
一方、HOゲージの方がNゲージよりスケールが大きいため、その分ディテールが精巧に再現されています。それによって使用されている部品も多くなりHOゲージの方が車両や線路の単価は高い傾向にあります。
次に、NゲージとHOゲージの楽しみ方の違いについてご紹介します。
Nゲージは、JRの在来線や新幹線から東京や大阪の地下鉄、私鉄など豊富な車両の種類を楽しむことができます。
また、Nゲージでは線路や車両だけではなく、道床・トンネル・山・川・建築物などのストラクチャーの種類もあわせて豊富に販売されています。
需要が多く、市場規模も大きいためある程度のストラクチャーならば手に入れることが容易であり、オリジナルのジオラマを製作することができます。
買取の需要もあるため、コレクションしたものを買取してもらい、その買取金で次はよりレアなコレクションを始めるというファンも多くいます。
HOゲージはNゲージより1.6~1.8倍車両が大きいため、自走した時の迫力を楽しむことができます。どのくらい迫力があるかというと、HOゲージの線路であれば、線路のつなぎ目を車両が走行する際に車両が揺れるカタコト音が聞こえるほどです。
また、HOゲージの方がNゲージよりスケールが大きい分、鉄道模型ならではの複雑な機械(パンタグラフの台枠や台車部分、連結部分)などが詳細に再現されているため、より精緻性を重要視したい方におすすめです。
印象としては、プラスチック製のレールで遊ぶ鉄道玩具から始まり、そしてNゲージから鉄道模型に魅了され、その次にHOゲージにステップアップしている人が多いのではないでしょうか。その際には、コレクションしたNゲージを買取してもらい、そのお金を車両単価の高いHOゲージにあてると良いでしょう。
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おしまいに、NゲージとHOゲージ、それぞれの鉄道模型を扱う場合、どのような人におすすめなのかをご紹介します。
Nゲージは車両やストラクチャーの種類も多く、店舗やネット上での取り扱いも豊富で商品を入手しやすいため、何も知識がない鉄道模型初心者にも始めやすいのが特徴です。
また、自宅のテーブルの上や床の上の畳1畳程度の空間があればジオラマをつくることができるため、さまざまな種類のジオラマを楽しみたい人にもおすすめです。
車両自体も小さいことから、自走させず車両だけ棚に飾って眺めて楽しむこともでき、コレクションが好きな方も十分楽しむことができる鉄道模型です。
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HOゲージの魅力はなんと言っても迫力です。しかし、走行させるためには広いスペースが必要であるため、自宅などに十分なホビースペースがあることが重要です。
また、車両やストラクチャーの大きさや再現度も高いため、Nゲージと比べて価格は若干高めになります。また、車両や線路、ストラクチャーが大きくなる分、清掃も大変になってきます。
そのため、ある程度資金に余裕があり、清掃などのメンテナンスもマメにできる方におすすめです。
今回は、NゲージとHOゲージの違いとその楽しみ方などについてお伝えしました。
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