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遺品整理はいつから行う?適切な時期と手順、注意すべきポイントについて

雑学・小ネタ

(更新日:2024年4月3日)

遺品整理はいつから行う?適切な時期と手順、ポイントについて

遺品整理とは、亡くなった方の遺品を整理する作業ですが、いつから整理をしていくか、その時期やタイミングは頭を悩ませる問題です。しかし、適切なタイミングで遺品整理が行えれば、遺族の精神的な負担を軽減し、その後の必要な手続きなどを円滑に進めることができます。

そこで、この記事では、遺品整理をいつから始めるべきなのか適切な時期をご紹介します。また、遺品の内、鉄道模型はいつから整理をするべきなのかについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

(※本記事の内容は、2024年4月1日現在の情報に基づき作成しております。)

遺品整理はいつから始めるべき?

遺品整理をいつから始めるべきか、それに適切な時期や明確な決まりはありません。個々の状況や感情に合わせて、自分にとって最適な時期を見極めることが重要ですが、一般的には、葬儀や法要が終わり、遺族の感情が落ち着いてきた段階で始めることが多い傾向にあるようです。

しかし、葬儀や法要が終わってもなお気持ちの整理がつかないこともあるでしょう。その場合は遺品整理の開始が遅れることになりますが、だからといって無闇に先延ばしにすることは避けるべきです。

なぜなら、相続税の納税には期限があり、それに遅れるとペナルティが課せられる恐れもあるからです。

そのため、自分や遺族の感情を大切にしながらも、法的な制約や期限も考慮して遺品整理をいつから始めるか決断する必要があるのです。

遺品整理をいつからするか決める前に注意したい点

遺品整理をいつからするか決める前に注意したい点

では、次に遺品整理をする前に注意したいポイントについて具体的にまとめます。

遺族の感情や状況

まずは、遺族が遺品整理に取り組む準備ができているかどうかを考慮することが重要です。心の準備ができていない場合は、感情的になってしまい、遺品の整理を冷静にできないこともあるでしょう。

そして、遺族が遺品整理に取り組む準備が整うまで待つ一方で、遺品整理を進めるためには適切なサポートも必要です。例えば、心理カウンセラーや専門家との相談を通じて、感情の整理を進めることができるでしょう。また、家族や友人とのサポートも大きな助けとなる場合があります。

遺族の感情的な負担を最小限に抑えつつ、遺品整理を進めるための適切なスケジュールを見極めていきましょう。

賃貸契約の効力の失効

民法第599条によれば、「使用貸借は借主の死亡によって、その効力を失う」と定められており、借主が死亡すれば原則的に当事者間の使用貸借関係は終了してしまいます。

しかし、民放第896条においては、「相続人は相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を継承する」とあり、借主に相続人(遺族など)がいる場合は、相続人が賃借権を継承することになります。

よって、貸主は借主側が解除の意思表示をしない限り、原則として相続人全員に対して未払い賃料の支払いを催告することになるため、その貸借している部屋の遺品整理が長引けば長引くほど、さまざまな人に迷惑がかかったり、手続きが複雑になったりする可能性もあるのです。

ですので、故人が亡くなってから、期限を決めて遺品整理を行うことが重要です。

法的な手続きや期限

故人の遺した財産が相続税の非課税額を超えてしまう場合、相続人は被相続人が亡くなった時から10か月以内に相続税の手続きを行わなければなりません。

よって、故人が遺産についての相続に言及していない場合(遺言状などが無い場合)は、遺産に関するものすべてを探して、誰が何を相続するか決める必要があります。

遺産に関する主なものとして、銀行通帳・有価証券(株式・債権・手形・小切手など)、不動産に関する書類、保険に関する書類、貴金属、骨とう品、年金手帳などがあり、すべてを合わせて相続税を算出します。

これらは相続人全員で話し合い、確認しながら整理する必要があるため、時間がかかる作業と言えます。

遺品整理をいつからする?目安となるタイミング

遺品整理をいつからする?目安となるタイミング

遺品整理を行う際には、自身の心の準備や家族との相談を重視することが重要で適切なタイミングを見極める必要があります。ここからは、遺品整理をいつからするべきか、いくつかの目安となるタイミングをご紹介します。

葬儀直後〜1週間

遺品整理を始めるタイミングはさまざまですが、葬儀・告別式の直後から一週間以内に行う早い時期が一つのタイミングとしてあげられます。

この時期に行う大きな利点としては、相続人や親族などが集まっているため相談がしやすいことです。

また、例えば、故人が賃貸物件に住んでいた場合や、相続人が遠方に住んでいる場合、または孤独死などの事情がある場合などは、遺品整理を早めに行う必要があります。葬儀・告別式の直後から一週間以内であれば、故人の物品がそのまま家に保管できているため、より相続手続きや遺品整理を円滑に進めることができるでしょう。

ただ、葬儀直後は多くの手続きや感情面での負担があり、遺品整理に集中することは容易ではない点には注意が必要です。

亡くなってから1か月

人が亡くなった後は、死亡届の提出や相続手続きなど、法的手続きを優先させなければなりません。そのため、これらの手続きが完了した後、亡くなって1か月程度後から遺品整理を行うことで落ち着いて取り組めるでしょう。

また、1か月後であれば、遠方に住んでいる相続人や関係者が仕事や家庭の都合をつけ集まりやすくなるタイミングだとも言えます。関係者が集まることで遺品整理に必要な協力を仰げるほか、その協力によって負担を軽くしながらスムーズに進めることができるはずです。

亡くなってから2~3ヵ月

四十九日法要などの後、2、3ヶ月程度の時間を経てから遺品整理を行うと、家族や関係者は比較的、精神的に整った状態で取り組むことができるでしょう。故人の遺品を客観的に見極めることができ、必要なものと不要なものとの選別もしやすくなります。

また、遺産相続の際には、故人の遺産を遺族がどのように相続するか以下の中から選択する必要があります。

単純承認 (すべてを相続する): 遺族は故人の遺産をすべて相続します。特に何もしない場合、自動的に単純承認となります。

相続放棄 (すべてを相続しない): 遺族は故人の遺産をすべて放棄します。相続放棄の手続きを行うことで、遺産相続から免除されます。

限定承認 (一部を相続する): 遺族は故人の遺産の一部を相続し、残りの一部を放棄するものです。

遺族が限定承認を選択する場合には、故人が亡くなってから3か月以内に、相続放棄については、故人が亡くなった時点から6か月以内に手続きをしなければなりません。

これは、遺族が十分に考えるために設けられた熟慮期間であり、このタイミングであれば相続について考えた上で遺品整理が行えるでしょう。

亡くなってから10か月

故人の遺産が相続税の非課税額を超えている場合、相続人には相続税が課せられます。この相続税は、故人が亡くなってから10か月以内に申告と納税を行わなければならないため、遺品整理はこのタイミングまでに終えておきましょう。

なお、相続税は多額になるケースが多く、基本的には現金一括納付となるため、納税の際には現金の確保が必要です。(相続税の大半が不動産であり、現金が少ない場合には要注意)

鉄道模型の遺品整理はいつからするべき?

これまでは一般的な遺品整理についていつからするべきか、注意するポイントや目安となるタイミングをご紹介しました。

ここからは、故人の鉄道グッズを遺品整理として買取を依頼する場合の時期や遺品整理への向き合い方をご説明します。

また、基本的に鉄道模型については時間が経つほど価値は落ちてしまう傾向にあるので手放すことを計画し始めたら早めに売却することをおすすめします。

なお、鉄道模型は、再生産があったり同じ型でも新製品が数年後に販売されたりすることもあります。基本的には新しいモノに価値がつくので、時間とともに値上がりは基本的にないということも把握して頂けると良いかなと思います。

故人の鉄道グッズの買取時期

故人の鉄道グッズの買取時期

鉄道模型に関しても、遺品整理をいつからするべきかは各ご家庭によって異なります。

先述しましたが、賃貸しているマンションやアパートなどの引越しがある場合は、初七日が終わったら買取を依頼するという方もおられます。一方、遺族間での遺品整理や心の整理がしっかりとついた1〜3年後にご依頼いただく方もおられます。

特に故人の思い入れがあった鉄道模型を整理するのは感情的な負担が大きい作業であると感じます。そのため、十分に気持ちの整理がついた時点で弊社にご相談いただければと思います。

故人の鉄道グッズへの向き合い方

故人の鉄道グッズへの向き合い方

鉄道模型やジオラマなどは作られた時間や遊ばれた時間にその思いがこもっていると考えられますし、限定品やノベルティなどの鉄道グッズも長い時間をかけて集めていくものと思われます。

それらを見て、故人と共に過ごした時間や鉄道グッズにまつわる思い出をぜひ振り返っていただきたいです。そのグッズがどのような意味を持っていたのか、共に楽しんだ時間や出来事を思い出してください。

故人にとってもご遺族にとっても大切で価値がある鉄道グッズであるからこそ、遺品整理を決断された際には適切な方法で専門家や鑑定士に相談するべきものであると考えます。

ただ、一度買取に出してしまい弊社が預かってしまいますと、その商品が欲しいと言われるお客様に譲ることになり、買戻しが困難になる場合もあります。

そのため、鉄道グッズの整理を進める際には、故人との思い出を考慮しながら、買取に出すかどうかを判断しましょう。

遺品整理も出張買取は「鉄道本舗」にお任せください!

今回は遺品整理をいつから行うべきかについて、注意点やその具体的な時期についてご説明しました。

特に故人の思い入れがある鉄道グッズに関しては、遺品整理をして売るべきか残すべきか非常に悩まれると思います。

その際にはまずご相談いただき、市場価値などを踏まえて再度弊社にご用命されるか検討していただければ幸いです。

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

<鉄道本舗の特徴>

  • 全国どこへでも出張買取に対応
  • 鉄道模型、部品、資料の高価買取
  • 遺品整理、残留品にも対応
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鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!