2021.12.10
(更新日:2022年2月16日)
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量が多い場合でも対応させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
目次
高知県は四国でも一番南側にあり、四国山地により他県との鉄道が繋がったのは遅めとなっています。
今回は高知県の鉄道の歴史と特急の移り変わりをみていきましょう。
高知県の鉄道の歴史は『とさでん交通株式会社』の前身である土佐電気鉄道株式会社から始まります。
1904年5月2日高知県初の鉄道が本町線と潮江線で開業。1924年の土讃線が開通するまで高知県唯一の鉄道でした。
1924年現在のJR線の開通。3月30日に現在の土讃線にあたる高知線が須崎と日下間で開通され、同年の11月15日には高知駅まで延長となります。
1925年12月5日に高知と土佐山田駅間が開通し、1935年11月28日に初めて、隣の徳島県と線路がつながります。
1950年、現在の特急「南風」にあたる客車準急「南風」の運行が開始されました。しかしながら、土讃線は山間部を通るため、カーブが多く所要時間は今より1時間ほど長く4時間以上もかかりました。
当時は松山・徳島から高知へ行く特急「予土」や「よしの川」など高速道路もなく、四国内と高知を結ぶ特急は数多くありました。
1964年中村線の窪川と土佐佐賀間が開通し、1970年には四万十川河口の中村駅まで延長します。開通時は高松からの特急「南風」も両駅まで運転し、県内移動でも鉄道が中心的なものになります。
1988年利用者の減少により中村線は第三セクターの土佐くろしお鉄道となりました。1997年宿毛線が開業し、特急「南風」も宿毛まで一部の列車が運行を開始します。
2002年土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が開業し、高知県の東、奈半利まで鉄道が開業して、現在の高知県の鉄道網が完成します。
高知県内の鉄道が発達してから特急は土讃線経由で四国内の高松・松山・徳島と高知を結ぶ列車が中心でした。また、瀬戸大橋開業後は山陽新幹線と連絡できる岡山と高知を結ぶ南風が主力となっています。
現在では岡山と高知を結ぶ特急が「南風」、高松と高知を結ぶ「しまんと」、高知と中村・宿毛を結ぶ「あしずり」の3つに区別されています。
昭和初期はC58形蒸気機関車とスハ43系客車での運転となっていた準急ですが、1972年からキハ181系気動車になることで時間の向上がされます。
4時間台だった高松と高知は3時間台となりスピードアップがされました。その後、キハ185系気動車に置き換えれますが、四国山地を越える土讃線は急カーブも多く、大幅なスピードアップとはなりませんでした。
1990年JR四国は現在の土讃線に繋がる新型特急をデビューさせます。制御付自然振り子式気動車2000系の誕生。これにより従来の特急よりも40分ほど速くなっています。
カーブでは大きく揺れるため乗り物酔いをする人もいましたが、現在走っている2700系では改良され、揺れの軽減にも繋がっています。2700系ではwifi完備といった最新の機能も搭載され人気の特急列車となっています。
高知県の鉄道と特急南風の歴史を紹介しました。
ぜひ、この記事を読んで写真を撮りに行ったり、乗りに行ったら新たな発見もあると思いますよ。