2021.12.11
(更新日:2022年2月16日)
鉄道本舗では鉄道模型・鉄道部品を月間2000点以上を買取り・販売をおこなっている実績があります。
岡山県に買取りの営業所は無く鉄道買取りに精通した買取専門担当者が全国に出張買取りへ伺うサービスを実施しております。
以前、鉄道本舗チャンネルのYouTubeをきっかけに鉄道本舗を知って頂き、出張買取りに繋がった例があるエリアが岡山県です。
四国エリアに出張買取りに伺う際に、前泊する地も岡山ですので馴染み深い場所です。
岡山県へはハイエースを使って出張買取に伺うので、大量の買取りもお任せ下さい!※買取りさせていただける量が少ない場合はご希望に添えない場合もありますのでご了承下さい。
本州と四国を鉄道で結ぶ玄関口である岡山の鉄道は乗降客数では首都圏などに劣ってはいますが、路線の多さなどでは特異なものを有しています。
そして岡山では鉄道のまちとして町おこしも行われています。
それもそのはず、岡山には鉄道博物館があるのです。正確には『津山まなびの鉄道館』という名前で、こちらでは1936年に建設された扇形機関車庫が現在も使用されています。
扇形庫の大きさは奥行き22.1メートル、17線が設置されており、現存する施設としては京都鉄道博物館のものについで日本で2番目の規模です。
またこちらは経済産業省の近代産業遺産にも指定されています。扇形庫にズラリと並ぶ車両の姿はなかなかに壮観です。
津山まなびの鉄道館では様々なディーゼル機関車や蒸気機関車が展示されているため、SL好きな人にはおすすめのスポットです。
岡山では廃線巡りも人気があります。
『片鉄ロマン街道サイクリングロード』は岡山県備前市の片上駅から久米郡柵原町(現美咲町)の柵原駅までを結んでいた片上鉄道の廃線跡を利用したサイクリングロードです。
全長およそ36km。線路沿いの道なので大きなカーブや高低差もなく、全体的に走りやすいコースとなっています。信号や車の交通もありませんし、全体的にもよく整備されている印象です。
片上鉄道はかつて柵原鉱山で産出されていた硫化鉄鋼を片上港まで輸送する目的で建設されました。
また鉱石輸送だけでなく沿線住民の足として旅客営業もされており、地元の人々から愛されている鉄道だったのです。
しかし収入の多くを占めていた柵原鉱山の鉱石輸送は円高などによって国内産の硫化鉄鋼の需要が減ったため産出量も減少し、やがてトラック輸送に切り替えられるようになってしまいました。
こうして片上鉄道では経営が成り立たなくなってしまい、人口減で乗客も少なくなり1991年に全線が廃止されました。片上ロマン街道で何より魅力的なのが今でも駅舎が綺麗に残っているということ。
廃線となってしまったため今はもう利用されていませんが、観光資源として扱われており駅舎内に立ち入って写真を撮ることも可能です。
最近はこうして廃線跡をサイクリングロードとして新たに整備する動きも出てきているようなので、廃線鉄の方は要チェックです。
特に吉ヶ原駅舎では実際に使用されていた車両の展示もされており、動態保存のため毎月片道約400mの区間で『展示運転』を行っています。有料ですが、試乗することも可能です。
こちらで整備されているキハ303は現役最後の国鉄キハ41000形としても知られており、動態保存されている気動車としては日本最古のものです。昭和の面影が偲ばれるレトロな鉄道体験ができる、非常に貴重な施設のうちの一つです。
『水島臨海鉄道』では全国で5両しかないキハ37型のうち3両を保有しています。旧国鉄時代のディーゼルカーが国鉄色のまま今も現役で走行しているので、古い車両に乗ってみたいという方にはこちらもおすすめのスポットです。