2019.09.09
(更新日:2021年9月7日)
生前整理など終活における鉄道模型の買取りもご対応させていただきます。 今回は鉄道模型に関わる終活、遺品整理、生前整理、についてお伝えさせて頂きます。
1つの趣味であるところの鉄道模型。 こういった模型はわからない人には価値がわからず、しかし同じ模型を愛する愛好家の方々とは同じく「想い」というものを抱いています。
それは理解されずとも、決して蔑ろにしていいものではありません。 こういった趣味の品も遺品かられっきとした「遺産」となるのです。 亡くなった方の遺したものを「お金になるかどうか」という目で見る方もいます。 別にそれは間違いではありません。
遺産となるものは、残された人に対して亡くなった方が最後にあげることができるものとして遺されているからです。そうして遺産として残ったものは、鉄道模型にしろ何にしろ、亡くなった方の想いが詰まっています。
気持ちが金になるのかなんて下衆な考えに対しても、十分に「想いはお金になる」と返せます。理由は単純で、きちんと保存してある模型は価値があるからです。
さすがに子供の頃、遊ぶためにおもちゃとして使っていた模型などは傷だらけ、あるいは壊れている所があったりして、価値は落ちているかもしれません。
しかし、それでもそんな古くから所有している品ともなれば、希少価値というものが発生している可能性もあるのです。鉄道模型に限らず、こういった商品は基本的に同じものをずっと生産しているわけでは無く、ある程度発売から日が経てば生産終了します。
そうして「絶版」となった品は、今後同じ新品が製造される事がないため、それだけで価値が上がるのです。そして物というのは時が経つにつれて失われていくもの。
古くなった模型でも同じ品の数が少なくなっていれば、さらに希少価値が上がっていきます。歴史的価値や製造方法などの差もあるので一概には同じとは言えませんが、例えば大昔に作られた壺や絵が高く取引されるのも、同じような事情が絡んでいます。
ただ「古いから」といった理由で適当に処分するまえに、まずはその品の価値を調べてみてはいかがでしょうか?
最も模型にとって良いのは、「本当に模型を大切にしてくれる人」の手に渡ることです。 模型は実用品ではありません、あくまで趣味の領域の品であり、それこそ価値を見いだせない方が手にしてもかさばるし、正直邪魔になってしまうというのが本音でしょう。
こういった趣味の品は適当に処分するよりも先に、本当に好きで集めているという方に譲るという事を一度検討してみましょう。もちろん、ちゃんとした業者に任せることができたのならば、いずれは本当に鉄道模型を求めている方の手に渡ることでしょう。
また、一言に「模型好き」と片付けるのは早計です。模型好きにも種類があり、必ずしも模型好き=鉄道模型が好きというわけではないということには注意しましょう。
例えば模型、プラモデルなどだと、基本的にはパーツから組み上げる所から始まります。そんなプラモデルを作るという過程そのものが好きな人は、鉄道模型が好きだと言っても完成品そのものにはそれほど価値を見いだせないタイプだったりもします。
もちろん作るのも、完成した模型を見るのも好きという方も居ます。注意しておくべき事は、ただ単に模型が好きだからといって押し付けるような真似は控えなければいけない事です。
鉄道でなくても、模型が趣味だという方なら模型の置き場に悩んだ経験はあるでしょう。
粗末に積み上げる事もできず、しっかりと保存するのであれば模型本体よりも大きいケースが必要になり、それらを飾るための置き場が必要。そうしてかさばる模型を押し付けられてしまっては困ってしまいます。
プラモデル以外の普通の模型に関しては、より価値が高くなる傾向にあります。プラモデル自体も、かなり手を入れて完成度を上げている場合はそれなりの額になることもあります。
一例を挙げますが、およそ6000円のプラモデルを細部まで手をいれ、ほぼ別物にまで仕上げたものはオークションで10万円近くの価格まで膨れ上がりました。
材料や手間などを考えた場合の儲けは微妙かもしれませんが、遺産として残ったものであれば、そんな時給換算の価格は無関係です。
実際に手放す際に注意すべき事として、いい加減に業者を選んではいけないという事が挙げられます。
何かしら中古品を売る際に、いくつかの売り先を利用したことがある方はご存知でしょうが、基本的にどこも同じ値段で商品を引き取ってくれるとは限りません。
酷い時には文字通り買取額の「桁」が違う時もあります。基本的にものの価値というものは、わかる人にしかわかりません「価値がある」とわかっても、「どれほどの価値がある」というのをわからなければ意味がないのです。
わからない・知らない事で本来の価値、相場よりも低い価格で引き取られてしまっては、少々もったい無いでしょう。そこで、まず売る際にはしっかりとした業者を見つけ出しましょう。
鉄道模型であれば、そういった関係で専門的に取り扱っている『鉄道本舗』という風に、これは他のものを売る時にも言えることです。 面倒だからまとめて適当に売ればいいや、という考えで処分すると、もしかしたら大損してしまうかもしれません。