2024.01.07
(更新日:2023年12月12日)
HOゲージはNゲージとともに人気がある鉄道模型の一つですが、車両の走行やジオラマの制作を始めるために必要なものはどのようなものなのでしょうか?
今回は、HOゲージの基礎知識や特徴などを踏まえながら、HOゲージを始めるにあたっての必要なものをご紹介します。
目次
HOゲージやNゲージ、Oゲージなどの鉄道模型は車両のレール間隔とスケール(縮尺)によって呼称が変わってきます。
その中のHOゲージとは、鉄道模型のレール間隔が16.5mmで車両スケールが1/87、1/90のものを指します。
「HOゲージ」の名前は、もともと1900年代の中盤頃に日本で人気があったOゲージの半分(Half)の大きさであることから、半分を意味するHalfの頭文字の「H」とOゲージの頭文字の「O」をつなげたことから「HOゲージ」と付けられました。
日本で最も多く普及している鉄道模型のNゲージのレール間隔が9mmであるのに対して、HOゲージは冒頭にもご説明した16.5mmであり、レール間隔だけでもNゲージの1.8倍の大きさになります。
また、車両スケールにおいてはNゲージが約1/150であるのに対して、HOゲージは約1/87〜90であるため、車両の大きさも約1.6倍程度HOゲージの方が大きくなります。
よって、HOゲージはNゲージより一回り程度大きいため、細部の清掃がしやすかったり、走行機構のギアなども大きい分、円滑なモーター性能があるとされたり、メンテナンスや遊びやすさの面でも初心者向きとも言えます。
ではここから、HOゲージを始めるにあたって必要なものを具体的にご紹介します。
まずは、HOゲージを楽しむための広い場所が必要です。HOゲージは車両や線路、ストラクチャー(線路以外の建物や土木構造物、植栽などの添景)が比較的大きな鉄道模型です。
一般的にNゲージが畳1枚分あれば走行を楽しめると言われていわれますが、HOゲージであればその4倍程度の大きさが必要となってくるため、まとまった広いスペースの確保が必要です。
しかし、場所の確保が難しくともHOゲージを楽しみたいという方は、機関区や駅など情景の一部を再現して連結シーンを堪能するなど、場所がなくても工夫してHOゲージを楽しむことは可能です。
HOゲージは、車両や線路、ストラクチャーのスケールが大きく、部品がより細かいため、模型製作にかかる費用がやや高くなる傾向にあります。
そのため、HOゲージを十分に楽しむためにはある程度の資金の用意が必要です。
コストを少しでも下げてHOゲージを楽しみたい方には、各ホビーメーカーから販売されているスターターセットの購入をおすすめします。比較的お手頃な価格で、車両や線路、パワーパック(コントローラー)などのパーツ一式が揃っており、すぐに鉄道模型を組んで走らせて楽しめるため初心者の方も始めやすいでしょう。
HOゲージやNゲージ、Oゲージなどの自走する鉄道模型は、家庭の交流電流を直流に変換し、電気を制御して走行させるため、安全面や操作などの最低限の知識が必要となります。
また、電気を扱って楽しむホビー用品であるため、これらの鉄道模型を所有する場合は、埃の付着や錆などに気をつかったメンテナンスも必要不可欠となります。
もしも、メンテナンスをせずに走行させ続けてしまうと故障の原因ともなるため、模型の構造を理解した上で、正しく保管や清掃をする必要があります。
では、HOゲージはどこで購入すれば良いのでしょうか。昔と比べ、現在はさまざまなHOゲージの入手方法があります。
初心者向けには、鉄道模型の専門店や大型のホビー量販店などの実店舗に行き、実際に見て触りながらHOゲージを選ぶことをおすすめします。
また実際に見ることで、低速走行の安定性や走行音、ディテールの再現性など細かな部分を直接確認できます。
それに加えて、不明点があればお店の人に質問ができるため、これからHOゲージを始めようとする初心者向きの購入場所であると言えます。
実店舗に行く場合のポイントとしては、事前にメールや電話で問い合わせをすませておき、目的の商品の取り扱いがあるかどうかの確認を行った上で店舗に行くとスムーズな購入ができるでしょう。
HOゲージの扱いに慣れ、知識が増えてくればネットショップでの購入もおすすめです。
ネットショップで買うメリットは、実店舗より安いという点です。同じ商品でも実店舗で購入する場合とネットショップで購入する場合とでは、1〜2割程度費用が安くなります。
しかし、商品が大きい場合や重い場合は送料が嵩むケースがあり、実店舗で購入するよりも高くつくこともあるため注意深く確認をしましょう。
また、ネットショップの場合だと、商品の詳細が写真や口コミでしか分からないため、事前に見たことがある商品や触ったことのある商品、知っている商品を購入する場合は失敗が少ないのではないでしょうか。
お目当てのHOゲージが決まっている場合は、より安く買うことができるネットオークションやフリマアプリもおすすめです。
オークションやフリマアプリのメリットは、ネットショップで買うより比較的安い価格設定になっている点。また、さまざまな売りたい人が存在するため、限定品などのお宝品や市場価値が高いレア商品も紛れている場合があり、掘り出し物を見つけられるのも魅力の一つです。
デメリットとしては、実際の商品の状態が不明であることや走行テストができないという点です。出品者によってはやや状態が悪いにも関わらず、売りたいがためにオークションなどに出品していることも。そのため、新品程度の品質を求めている方には不向きであると言えます。
近年はさまざまなフリマアプリがあるため、購入する際は出品者への質問や状態のチェック、出品者のレビューを確認することが大切です。
HOゲージは車両やレール、ストラクチャーなどのスケールが鉄道模型の中でも大きく、ディテールも細かい(部品が多い)ため、購入費用が比較的高価になる傾向があります。
また、安全にHOゲージを走行させるためには、車両やレールなどの掃除やメンテナンスなどを綿密に行う必要があり、手間がかかるホビーでもあります。
しかしその分、HOゲージにはそのスケールの大きさから走行やジオラマに迫力があり、人気の高い鉄道模型の一つでもあります。
よって、Nゲージなどの比較的小さなスケールの鉄道模型と比較した場合、HOゲージはイニシャルコストやランニングコストはかかってきますが、ニーズや市場価値も高く資産としては非常に価値があると言えます。
つまり、価値の高いHOゲージを所有していれば、そのHOゲージを手放す際には、比較的高い値段で売却できる可能性が高いのです。
以下で、HOゲージを始めとする鉄道グッズの売却方法についてお伝えします。
鉄道グッズの売却方法は、主に、
の3つの方法があります。
売却したい商品の価値(値段やニーズ)がわかっている場合には、ネットオークションやフリマアプリを活用して個人売買を行ってもよいですが、自身で判断できないような価値のある商品である可能性もあるため、専門知識のある買取専門業者に買い取ってもらう方法をおすすめします。
買取専門店で適切な査定を行ってもらい、鉄道グッズが持つ価値を正しく判断してもらった上で売買できる方が、後の買い手にも大切にしてもらうことができると思われます。
特にHOゲージは、塗装されているとその素材がわかりにくいのですが、プラスチックと真鍮製では価値が全く異なります。正しく査定ができる買取店で価値を正当に評価してもらいましょう。
▼HOゲージの買取は適切な業者に依頼すること!
「出張買取でトラブルに遭わないための注意点とは?業者の選び方も確認」
今回は、HOゲージを始めるにあたって必要なものついてお伝えしました。
HOゲージは迫力ある車両やストラクチャーが人気であり、Nゲージと同様に多くのファンが存在する鉄道模型です。
鉄道本舗では、HOゲージやNゲージなどの鉄道模型や鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。
社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。
また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。
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鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。
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