2022.06.16
(更新日:2022年6月16日)
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目次
北海道に関する買取実績
北海道で最初の鉄道は、開拓使によって小樽市の手宮から幌内(現在の三笠市)まで敷設された「官営幌内鉄道」で、明治13(1880)年に開業しました。
幌内鉄道は、幌内炭鉱で採炭された石炭を小樽港まで輸送することを目的としていました。
最初は手宮~札幌間が開通、2年後の明治15(1882)年に幌内までの全線が開通して石炭の輸送が始まりました。
最初に導入された機関車は、アメリカから輸入した「義経号」と「弁慶号」です。
幌内鉄道の開業を皮切りとして、北海道では各地で炭鉱が開発され、石炭の輸送のため鉄道網が広げられていきました。
当時は石炭と木材の輸送が中心でしたが、穀類や豆類などの食料の輸送も次第に増えてきて、大正後期には現在のJR北海道の基幹となる路線の多くが開業。
昭和39(1964)年には、約4,000㎞の線路が北海道に張り巡らされました。
しかし、政府のエネルギー政策の転換によって、燃料の主役が石炭から石油に変わったことで、石炭産業は衰退し炭鉱は次々と閉山に追い込まれていきました。
合わせるように石炭輸送の役目を終えた鉄道は、しだいに廃線やバス転換されました。
昭和62(1987)年には、国鉄の分割民営化によって「北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)」が発足。
平成28(2016)年に北海道新幹線の新青森駅~新北斗函館駅が開業しましたが、その後は留萌本線の留萌駅~増毛駅間や石勝線の新夕張駅 ~ 夕張駅間(夕張支線)などが廃止されました。
現在は新幹線を含めて14路線計2,372.3 kmとなっています。
道東の釧路~標茶間を運航する「SL冬の湿原号」で運用されているのが、C11型蒸気機関車です。
これまでも、深川~ 留萌間の「SLすずらん号」や「SLふらの・びえい号」、「SL函館大沼号」など道内を走るSL列車の牽引車として使用されています。
また、阿寒町や苫小牧市、標津町、中標津町に静態保存されているため、道民にとって一番馴染みが深いSL蒸気機関車です。
キハ56系気動車は、国鉄が北海道の気候に対応するため、耐寒性耐雪性を考えて設計したディーゼル車です。
外観の大きな特徴は、車内の保温のため客室の窓が小さく二重になっている点です。
登場したのは昭和36(1961)年で、昭和後半を代表する車両として北海道各地を走りましたが、平成14(2002)年に全ての車両の運用が終わっています。
現在は、三笠鉄道記念館や小樽市総合博物館で、保存されている車両を見ることができます。
キハ183系は、昭和54(1979)年に試作車両が完成し、その2年後の石勝線開通に合わせて量産車の使用が開始された特急型気動車です。
一時期は、道内を走るディーゼル特急のほとんどがキハ183系でした。
「スラントノーズ」のデザインが特徴で、今でも鉄道ファンの人気が高く、国鉄色に復元されたキハ183-214が安平町の「道の駅あびら D51ステーション」に、キハ183-220が「安平町鉄道資料館」に保存されています。
いかがでしたか?
元々は石炭を輸送するために開業された北海道の鉄道。
白銀の雪景色の中を走る蒸気機関車の姿は圧巻ですね。
また、キハ56系気動車は保温のため客室の窓を小さく二重にし、キハ183系は着雪防止のためスラントノーズのデザインをとるなど、北海道の気候に対応するために設計された車両の姿も印象的でした。
今後も北海道の鉄道車両に注目していきたいと思います!
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