2022.02.07
(更新日:2022年2月16日)
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目次
現在、静岡県の鉄道利用者の大半が東海道新幹線となっています。
しかし、並行する東海道本線は関東と関西を結ぶ重要な路線です。
それ以外の路線では、縦に伸びる身延線や飯田線、静岡西部では伊豆半島の主力となる伊東線に旧東海道線だった御殿場線が挙げられます。
今回は静岡の鉄道の歴史についてみていきましょう。
静岡県の都市間を目的とする東海道線と東京ー新大阪を結ぶ東海道新幹線。
それを補完するように南北へ在来線が伸びています。まずは主要路線の歴史を見ていきます。
日本初の鉄道が1872年新橋駅と横浜駅間で開業。それがのちの東海道本線となります。
静岡県内では1887年に浜松駅と大府駅間が開業して、翌年の1889年には国府津駅と浜松駅間が現在の御殿場線経由で開業します。
1889年に新橋駅と神戸駅間が開業し、日本を代表する鉄道路線が一つにつながりました。
現在の東海道本線は国府津駅から沼津駅間は熱海を経由して海沿いを走っていますが、1934年の丹那トンネル完成までは御殿場線経由で運転されていました。
熱海駅と函南駅の間にある丹那トンネルは7804mと当時は難工事でした。当初の予定では7年で完成する予定でしたが、16年もかかる大工事となり完成します。
トンネルの完成により勾配のきつい御殿場線経由から熱海を通る海側が東海道線となりました。
静岡県といったら、東海道新幹線をイメージする人も多いでしょう。
1964年の東京駅と新大阪駅間の全線開業から東海道線の長距離移動は東海道新幹線が主体となりました。
最高速度は210kmから始まり、1992年に270kmとなり、現在の285kmとなっています。
東京駅と新大阪駅の所要時間も4時間から現在は2時間21分まで短縮されました。静岡県は東海道新幹線を通る都府県の中で最大の6駅となっています。
静岡県の車両はJR東海と一部のJR東日本車両が混在しています。
やっぱり静岡県ではJR東海のカラーでもあるオレンジ色の車両を多く見ます。静岡県の車両の歴史について見ていきます。
東海道新幹線開業前は多くの特急列車が東京駅から西へ静岡県を通り運行していました。
1949年に国鉄特急として初めて、特急「へいわ」が東京駅と大阪駅で運行されました。
その後、「こだま」「つばめ」「はと」が運行。東海道新幹線開業後は特急列車が減りましたが、寝台特急は「はやぶさ」「さくら」を始め多くの列車が運行されていました。
現在、東海道線を走る特急は「踊り子」と「サフィール踊り子」、一部東海道線を走る「ふじかわ」のみとなっています。
「踊り子」は185系も引退し、「サフィール踊り子」はE261系が運行されています。
1964年に0系新幹線が運行され、1985年に100系がデビュー。
その後、1992年に300系「のぞみ」専用の車両がデビューし、最高速度は220kmから270kmへ大幅にアップし、東京駅と新大阪駅の所要時間は2時間30分台になります。
その後、現在走る500系、700系、N700系がデビューし、N700Aで最高速度は285kmへアップします。最新型のN700S系は最新鋭の性能となっています。
今回は静岡県の鉄道の歴史を紹介しました。静岡県は東海道新幹線と東海道本線が中心であり、JR東海が在来線のほとんどを運行されています。
また、今回主に取り上げた東海道線と東海道新幹線以外にも御殿場線、伊東線、身延線、飯田線と注目の路線も多いです。ぜひ、静岡県へ行ってみてくださいね。