2021.12.09
(更新日:2022年2月16日)
鉄道本舗では鉄道模型・鉄道部品を月間2000点以上を買取り・販売をおこなう実績があります。
鳥取県に買取りの営業所は無く鉄道買取りに精通した買取専門担当者が全国に出張買取りへ伺うサービスを実施しております。
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鳥取県も出張買取りにお伺いさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。※量が少ない場合はご希望に添えない場合もございますのでご了承下さい。
鳥取県は日本で一番人口が少ない県です。隣の島根県と並び、いつも知名度ワースト争いを繰り広げている……そんな不名誉なイメージを持っている方も多いかもしれません。
ただし鳥取の駅の数は全部で81と、他の県と比べてそこまで少ないわけでもないのです。人口ワーストの県の鉄道の歴史を紐解いてみると、意外と面白い事実が見えてきました。
鳥取では鉄道の電化が全路線の2割程度にとどまってしまっています。県の大動脈とも言える山陰本線でさえ、ほとんどが単線となっています。まるで鉄道のガラパゴスとなっているような地域なのです。
これは国鉄やJR西日本が山陰側よりも山陽新幹線に力を注いできたこととも無関係ではないのでしょう。かつては京都や大阪からも鳥取や米子まで直通する優等列車が多数運行されていました。
今は京都からの列車はまるで城崎温泉がゴールと言わんばかりの状態になっています。山陰本線に乗車するより線形が良くてスピードが出せる山陽本線や山陽新幹線を途中まで利用して、そこから智頭急行や伯備線といった陰陽横断ルートで目的地まで進むといった列車体系がすでに出来上がってしまっているのです。
国鉄やJR西日本の投資もそのような陰陽横断ルートの改良や車両に向けられてしまっており、気がつくと山陰本線の多くの区間は昔のまま取り残されてしまっています。また城崎温泉から鳥取までは山が多く、電化するためにはトンネルを架線対応にしなければなりません。
しかし現状、費用対効果が見込めないというのも鳥取で電化が進まない理由なのでしょう。平成30年7月豪雨では山陽本線が不通になってしまい、危機管理の一環として山陰本線の強化も検討されたようです。
ですが工期やコストの観点から他の線区が優先され、やはり電化もあまり望めないようです。ネガティブなことばかり並んでしまいましたが、山陰は元々とてものどかな地域です。田園の中を単線で電車が進んでいく風景など、とても風情があります。
観光地もあまり多くはありませんが、山陰本線の電車を撮るためだけに一日中スタンバイしている撮り鉄の方とも遭遇したことがあります。電車を撮影するのにも穴場と言えるスポットが沢山ありますので、根気強い撮り鉄の方にはおすすめかもしれません。
山陰本線は大体一日に一本しか運行していません。それでも地元の人たちからは数少ない移動手段として愛され続けています。たとえば5時に来る電車のことを5時電と言ったり、それぞれの地域で親しまれているのです。
また鳥取には鉄道博物館『やずミニSL博物館』もあります。やずミニSL博物館は全国初のミニSL博物館です。
ここでは8.4分の1スケールのミニ蒸気機関車など18車両が常時展示されています。またミニSLの乗車体験も行っており、展示スペースから転車台を使用して移動し、1周125メートルの線路を実際に石炭を燃やして走行する様子も見られます。
子供から大人まで楽しめる鉄道スポットなので家族連れの方におすすめです。