2020.03.20
(更新日:2021年9月7日)
目次
まず、この車両所と思われる写真をご覧ください。
実はこれは精巧につくられた車両所のジオラマです。 屋外で撮影したとは言え凄くリアルに造られていると思いませんか? こう言ったリアルに造られたジオラマは売る事ができるのです。
今回は高く売れるジオラマとは?と言うジオラマを制作される方や現在ジオラマをお持ちの方、今後ジオラマを制作・購入を検討されている方に最後処分や売る事を前提に情報をお伝えさせて頂きます。 鉄道ジオラマと言うのは空想の世界のモノを作ると言うよりも、とにかく現実に、リアルを追求して制作されています。
もちろん空想の機関区や車両所などはありますが、宇宙機関区と言った完全なる空想のジオラマとは住み分けがされています。 もちろん宇宙の中に秘密の鉄道基地があると言うのもすごく面白くて良いのですが、今回の買取業者から見るお値段が高く付きやすいジオラマは〇〇車両基地を模して制作をした等、具体的な制作イメージの元造られた商品が比較的高値が付く傾向にあると感じます。
なので、柱一つ意味を持っていて汚れや電線が通っている事でジオラマ内に命が宿りリアルが追求されるのです。 オーバーな言い方をすると命の宿ったジオラマに高い価値が付きます。
リアルの追及はライトなど人工物も同じです、夜にはボヤっと室内の明かりが点灯したり、街灯も夜道を照らす程度に光る。こんな細かな集合体がリアルの追及に繋がります。
同じく転車台や踏切など実際に機関区や車両工場に設置されているモノを配置する場合、よりリアルを追求する事が可能です。
既製品を買ってそのまま配置する事も良いのですが、やはりここはひと手間加えて頂き、カラーを塗りなおす事や踏切の竿に『サオを車で押して出る』と言った肉眼では見えにくい部分まで凝って作ってみると雰囲気がガラっと変わります。
人の人形を使って活気を表現する事も可能です。
建物の前で談笑するグループなど、日常では当たり前の風景でもジオラマでは車両がメインとなってしまい敬遠されてしまいがちですが、リアルを追求する事や完成時に高く売る事を目的とした場合はこのような人形を配置して人の呼吸を演出する事が大切です。
よく鉄道車両でも室内灯が無いと回送列車風に見えてしまいますが、室内灯がある事で営業列車にする事が可能になります。 このように街や建物のまわりなどに人が配置されている事もリアルを追求する上では欠かせないモノになります。
汚れについては必須です。
生活をする以上、汚れる事は当たり前な訳でウェザリング塗装はリアルを追求する上で避けては通れない道と思って良いでしょう。 ただ、これは慣れやセンスも問われるモノなので、初めのうちは失敗しても良いモノに塗装を施し自信が付いたら実際のジオラマに塗装を施して汚れを創り出しましょう。
価値の高い鉄道ジオラマは本物が目の前で再現されている事が条件になります。 ギミックやウェザリング塗装などワンポイントづつのあったら素晴らしいの連続が高く売れる秘訣となります。
その上で、いろいろな角度からジオラマを撮影してもすべてが味になる。 そんなジオラマが高く売れるジオラマです。
ただ、今回は買取業者の目線で高く売れることを前提とした記事です。 ジオラマ製作は個人の楽しみであり、楽しみ方は人それぞれですのでご自身が一番楽しいやり方でジオラマに向き合う事が一番と考えています。 作品会で評価される事を狙うも良し、ジオラマを高く売る事を前提に制作するも良し。いろんな楽しみ方でジオラマと向き合いましょう。
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