2022.02.18
(更新日:2022年2月18日)
鉄道本舗では三重県にも宅配買取り・出張買取りを伺いさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。※お売り頂く商品の量が少ない場合は出張買取りの対応が出来ない場合もありますのでその際はご了承下さい。
三重県に関する買取実績
名古屋港を中心とした中京工業地帯に位置する三重県。
北部は四日市市をはじめ多くの人口と産業を擁する都市があります。
一方、中部から南部は一転して風光明媚な観光地です。都市機能と観光地を併せ持つ三重県。
そんな三重県の鉄道車両の歴史と特色をみていきましょう。
三重県の北部から中部にかけては近鉄とJR東海がほぼ並走しています。
中でも近鉄名古屋線は大阪と名古屋を結ぶ幹線のひとつです。
伊勢湾台風の復興時に標準軌として以来、ゆったりと乗れる近鉄特急が走っています。
近鉄特急というと、かつてはオレンジと紺色のツートンカラーがイメージカラーでした。
11400系、18200系といった特急仕様の電車がその代表例です。特急以外の一般車両としては、1600系や1800系などが活躍していました。
JR東海も関西本線をはじめ、紀勢本線等の幹線を持っています。
かつては奈良行きの急行も走っていました。三重県のJR区間の特徴は電化区間と非電化区間が共存していることです。
おおまかには亀山駅以北が電化区間、それより南部は非電化となっています。
このため、名古屋始発の列車でも行先によって103系のような電車が走ることもあれば、キハ17系のような気動車が使われることもあったのです。
これらの会社以外にも養老鉄道や三岐鉄道、四日市あすなろう鉄道などがあります。
養老線はかつて三重県から福井県をつなごうとしていた路線であり、三岐鉄道は鉱山鉄道がルーツです。
四日市あすなろう鉄道は近鉄の一地方路線でした。現在ではこれらの会社は近鉄の関連会社となり、その車両も近鉄の600系や860系のような中古電車を使用しています。
まずは近鉄です。近鉄は東海道新幹線への対抗上、名古屋-大阪間の特急に力をいれています。
また、伊勢志摩方面への観光も注力中です。その特急車両も「ひのとり」の80000系、「しまかぜ」の50000系、「伊勢志摩ライナー」の23000系と多彩なラインナップとなっています。
これら以外にも「アーバンライナー」として21000系も活躍中です。
特急以外の一般車としては5800系電車を中心に5200系などの通勤に便利な車両も投入されています。
JR東海も近鉄に対してやや劣勢ながらも健闘中です。特急として「ワイドビュー南紀」のキハ85系が利用されています。
ただ、このキハ85系は導入が1989年とそれなりの期間が経っており老朽化も否めません。
このため、HC85系という新たな車両が2022年頃導入される予定です。特急以外の一般車両は、電化区間は313系、非電化区間はキハ75系などが走っています。
電化区間であってもディーゼルカーが走ることもあるのが三重県内の特徴です。
これら二大勢力以外の養老鉄道、三岐鉄道、四日市あすなろう鉄道などは近鉄系の会社のため、近鉄と同じもしくは一世代古い車両を使用しています。
こうしてみてみると、三重県は近鉄とJR東海が一騎打ちでしのぎを削る場所であることがわかりました。
近鉄も続々と新型の特急を投入しています。一方のJR東海も新型の特急車両を、満を持して導入予定です。
これから三重県の鉄道の戦いがどうのようになるのか、目が離せません。