鉄道模型メーカーの中には、倒産後に他社からの買収を受けて、ブランド名のみが残っているところが複数あります。
かつて存在したリリプット(Liliput)も、会社自体は消滅したものの、買収元によってブランドが継続しているケースのうちのひとつです。
この記事では、リリプット(Liliput)の歴史に触れつつ、製品の特徴や中古品を買取に出すときのポイントを解説します。
【リリプット(Liliput)】とは
リリプット(Liliput)は、かつてオーストリアに存在した鉄道模型メーカーです。
メーカーが消滅した後、最初はミニカーで有名なヘルパ社が鉄道模型ブランドを買収したものの、事業回復には至りませんでした。
最終的には、バミューダ籍で香港資本のバックマン社が買収し、製造と販売を継続しています。
現在はオーストリアにオフィスはなく、バックマン社のヨーロッパ事業部として、ドイツのニュルンベルグに拠点を構えています。
リリプット(Liliput)は昔からミリタリー車両を豊富に扱っており、コアなファンを獲得しているものの、生産数が限られているため在庫はすぐに切れてしまうのが特徴です。
最近はロコ社もミリタリー車両に力を入れ始めているので、リリプット(Liliput)ひいてはバックマン社の強みではなくなりつつあります。
ドイツ語圏の車両を主に製造しているので、日本国内ではヨーロッパの車両を集めたいコレクターから高い人気を得ています。
個人輸入や現地で購入するほか、日本国内にいても海外製品を取り扱っている通販サイトで一部の製品が購入できます。
リリプット(Liliput)の歴史
ここでは、リリプット(Liliput)の歴史について大まかに解説します。
国内では資料が乏しいため、海外サイトの公式情報などをもとにまとめました。
■1947年
オーストリアはウィーンにて、ウォルター・バーチェルによって設立されました。
■1966年
鉄道模型ブームも影響して、順調に事業を拡大します。
ウィーン第17地区のカルヴァレンベルグガーゼ22に工場を設置した後、1977年には更に工場を増やしました。
■1960年代~1970年代
ヨーロッパ内のみの展開にとどまらず、アメリカの輸入業者向けにアメリカンスタイルの貨物用車両を製造し始めました。
一部は競合のロコと共同契約で生産しているため、ロコ社の製品と誤解されることもあったようです。
■1988年
リリプット(Liliput)が倒産し、事業をヘルパが買収しました。
■1992年
ヘルパのもとブランドは継続していたものの、事業は低迷します。
やがてバミューダ籍で香港資本の会社、バックマン(バッハマンまたはバハマンとも呼ぶ)社がリリプット(Liliput)を買収しました。
買収にともない、ヨーロッパの拠点をドイツのフュルトに設置しました。
■1997年
バックマンのヨーロッパ拠点が、ドイツのニュルンベルグに移転します。
■1999年以降
アメリカ向けのみならず、更なる事業拡大のために中華圏向け製品の開発を開始します。
現地に小売店も開業し、2000年には最初の製品も発売しました。
同じく2000年にはイギリスのグラハム・ファリッシュ(Graham Farish)社も買収し、親会社のバックマンはますます鉄道模型メーカーとしての規模を拡大していきます。
リリプット(Liliput)の製品の魅力
リリプット(Liliput)の製品は買収前から中国工場での生産を行っており、価格を抑えているのが特徴です。
ただし客車は妻板周辺や台車、車輪などこまかい部分がしっかりと作り込みされているため、クオリティ面には定評があります。
最高性能のワンランク下のモーターを採用しており、十分な牽引力があるため、飾る派のみならず走行シーンを楽しみたい派にも人気です。
ただし、近年は多くの競合メーカーが中国工場で高品質の製品を作っています。
低価格路線である分、リリプット(Liliput)ブランドの品質は他社製品に比べると価格相応のクオリティとも言えるようになってきました。
しかしラインナップはマニアックな製品を取り扱っているので、他社にはないモデルを探したいときにはリリプット(Liliput)がおすすめです。
製品は00ゲージやHOゲージが多く、Nゲージよりも大きめで迫力のある車両を求める層に向いています。
リリプット(Liliput)の買取実績
鉄道本舗では、リリプット(Liliput)の製品を、買収前のモデルも現在のモデルも関係なく買取しております。
下記は、これまで鉄道本舗が買い取ってきたリリプット(Liliput)製品の事例の一部です。
| 買取実績 | ジャンル | 買取価格 |
| 買取価格:5,000円 HOゲージ リリプット Liliput ラインゴルト 外国車両 鉄道模型 | HOゲージ | 5,000円 |
| 買取価格:4,500円 HOゲージ リリプット 貨車 Liliput 他 車運車 鉄道模型 | HOゲージ | 4,500円 |
| 買取価格:1,500円 HOナロー蒸気機関車・LIRIPUT・リリプット | HOナロー | 1,500円 |
| 《宅配買取》鉄道模型 多数 | Nゲージ | 84,860円 |
| 《宅配買取》HOe-HOmゲージ BEMO レーティッシュ鉄道などの鉄道模型 | HOゲージ | 100,300円 |
ミリタリー車両はロコも力を入れており、もはやリリプット(Liliput)およびバックマンに優位性があるとは言い切れないジャンルです。
ただし人気自体はどちらも高いので、買取査定に出すときは「ロコじゃないから」「リリプット(Liliput)だから」と心配する必要はありません。
コアなファンが多いジャンルとして、需要も考慮した丁寧な査定を行います。
他社の製品と同じく、基本的には発売日が新しいもの、状態が良いもの、希少性の高いものが高価買取につながりやすいと言えます。
国内サイトで正規に購入したものはもちろん、旅行時に現地のショップで購入したものや、個人輸入したものも買取できる場合が多いので、まずはぜひご相談ください。
リリプット(Liliput)の製品を高く売るコツ
鉄道模型は、一部の人気アイテムを除くと、基本的には状態の良し悪しが買取査定額に大きく影響します。
リリプット(Liliput)の製品も、高く売るためには少しでも良い状態で買取査定に出すことが大切です。
ここからは、リリプット(Liliput)の製品を高く売るために知っておきたい、3つのポイントを解説します。
正しい方法で保管しよう
鉄道模型と一口に言っても、使用されている素材は製品によってさまざまです。
同じメーカー発のものでも、真鍮製の高級品があればプラスチック製の安価なものが製造されている場合もあります。
少しでも状態を良く保つためには、製品ごとの素材に適した方法や環境で保管することが大切です。
リリプット(Liliput)は幅広い層が手頃に購入できるように、プラスチック製の製品を主としています。
プラスチックは湿気で退色や歪みが生じる心配はないものの、油断すると汚れやホコリ、異臭で状態が悪くなるおそれがあります。
リリプット(Liliput)の鉄道模型を良い状態で保管するためには、下記のポイントに注意しましょう。
- 害虫や害獣の侵入に注意する
- 直射日光の当たらない場所に保管する
- 風通しの良い場所を選ぶ
- 破損しにくい状態で保管する
プラスチック製品でも、害虫や害獣の死骸、糞尿が付着して、シミ汚れや異臭につながることがあります。
せっかくの人気アイテムでも、汚れや異臭がついていては買取査定額が下落しかねません。
少しでも汚れやにおいから守るためには、害虫や害獣の侵入しない、清潔な環境で保管することが大切です。
プラスチックやパッケージの劣化が生じないように、直射日光や湿気を避けて、風通しの良い暗所での保管を心がけましょう。
湿気でパッケージが歪んだりカビが生えたりすると、同じモデルでも付属品が完全な状態でついているものよりも買取査定額は安くなります。
保管する場所は、落下しにくくほかの製品と干渉しない場所がおすすめです。
鉄道模型はこまかいパーツが多いため、ちょっとした落下や干渉で破損したり、パーツを紛失したりすることがあります。
必要以上に箱から出さないことも、破損対策につながります。
移動中の破損対策も行おう
鉄道模型は、運んでいる間の破損にも注意が必要です。
宅配買取を利用する方や、自分で店舗へ直接持ち込みする方は、運んでいるときの揺れや、製品同士の干渉にも対策しましょう。
運んでいるときの破損を防ぐポイントは、下記のとおりです。
- 購入時の箱に収納する
- 重いものとは分けておく
- 動かないように緩衝材で固定する
- 水濡れ対策しておく
鉄道模型は、遊ぶとき以外は基本的に購入時の箱に収納しておくことをおすすめします。
ホコリ防止になるのみならず、破損やパーツの紛失対策にもなります。
買取査定に出すときも、たとえば完成品の場合、購入時の箱に収納すると製品の形や大きさに合った緩衝材があらかじめ入っており、破損リスクが軽減できます。
キットや未塗装品の場合も、購入時の箱を活用しましょう。
買取査定時に購入時の箱に入れておけば、付属品つきで売れるメリットもあります。
同じ箱の中にデリケートなものと重いものを一緒に梱包すると、破損リスクが高くなります。
ゲージの異なる鉄道模型や、重い部品、大きな鉄道グッズなども一緒に買取査定に出したいときは、箱を分けて破損対策することが査定額の防止につながります。
ヘッドマークや駅名板など大きくて重いものは、単体で梱包するのもテクニックのひとつです。
箱に詰めた後も、動いて干渉し合うことがないように、プチプチや新聞紙で隙間を埋めておきましょう。
中にビニールを敷いたり、テープで箱の合わせ目を塞いだりと、水濡れ対策も徹底しておくと安心です。
買取不可品を毎回チェックする
買取業者は、それぞれ独自の基準で買取不可品を設定しています。
買取不可品とは、在庫過多や需要の変動による影響、状態が著しく悪くて買取できないなど、さまざまな理由で引き取り不可となっているアイテムのことです。
あらかじめ買取不可品としてアナウンスされているものは、買取査定の依頼品に含めないようにしましょう。
買取査定に出しても、値段がつくことはありません。
買取不可品を送ると送料お客様負担による返送または業者での処分となる場合が多く、買取作業の遅延の原因にもなります。
余計な出費を避けたい方やスムーズに買取を終えたい方は、買取不可品をラインナップから外して、買取依頼品をまとめることが大切です。
買取不可品に関する注意点は、内容が変わる場合があることと、業者ごとに異なることです。
鉄道模型や鉄道グッズを買取査定に出すときは、毎回必ず直前に業者のホームページやSNSで買取不可品を確認しましょう。
鉄道本舗でも、あらかじめ買取不可品をご案内しております。
現時点における買取不可品についての詳細は下記のページでご確認いただけます。
>>「買取できないもの」
【リリプット(Liliput)】の買取は鉄道本舗にお任せ
リリプット(Liliput)など海外メーカー製の鉄道模型を手放したい方は、鉄道本舗にお任せください。
鉄道本舗は、鉄道ファンのオーナーが運営する、専門の買取業者です。
豊富な実績で培われたノウハウと、需要の変動も考慮した基準で、アイテムひとつひとつを丁寧に査定いたします。
鉄道本舗をご利用いただくメリットは、下記のとおりです。
- 一度に大量に売れる
- 鉄道模型以外のグッズも売れる(一部アイテムを除く)
- 店舗への持ち込み以外にも対応可能
- 鉄道専門の知識にもとづいた査定が可能
遺品整理や断捨離などで大量に手放したい方も、鉄道本舗なら、一度にまとめてお売りいただけます。
鉄道模型はもちろん、書籍や記念グッズ、車両や駅舎で実際に使用されていたアイテムなども、まとめて買取査定できます。(一部のアイテムを除く)
一見するとお金になるのかわからない、という記念イベントのちょっとしたアイテムも値段がつくことがありますので、ぜひ一度ご相談ください。
重くて持ち運べないアイテムがある方や、遠方で来店が難しい方向けに、出張買取や宅配買取にも対応しております。
量が多い場合もしっかりと鉄道ファン目線で需要の変動も考慮した査定を行いますので、安心してお任せください。
たとえば一般的なリサイクルショップではジャンク品扱いされる改造済みや組み立て済みのアイテムも、鉄道本舗ではクオリティ次第で作品として評価できる場合があります。
丁寧な査定とファン目線での対応には定評があり、すでに多くのお客様からリピート利用していただいております。
改造済みや組み立て済みのアイテムを多く含む場合も、「ちょっと傷があるんだけど」「パーツが欠けてるんだけど」という方も、まずは鉄道本舗へご相談ください。








