鉄道模型メーカーには、社長や関係者の趣味が事業展開のきっかけとなったケースもあれば、実際の車両メーカー関係者が参入するケースもあります。
日車夢工房は、実際の車両を製造しているメーカーが鉄道模型事業に参入したケースの代表例です。
この記事では、日車夢工房の特徴や製品の魅力に触れつつ、手放すときに少しでも高く売却するためのコツを解説します。
【日車夢工房】とは
日車夢工房は、日本車両の鉄道グッズ企画・販売部門です。
母体である日本車両は明治29年の創業以来、100年以上もの間、鉄道車両の製造・販売を手掛けてきました。
日本車両は特に新幹線の製造に大きく貢献しており、2019年には製造車両が4,000両を突破しました。
現在は鉄道のみならず、実際の建築現場で使用されている重機や、LPガスの配送に活用される民生用バルクローリなどの車両の製造も手掛けています。
鉄道車両メーカーとしての知名度はそのままに、総合的なインフラストラクチャーとしても認知度が向上している会社です。
日車夢工房の歴史
ここでは、日本車両の誕生からのストーリーとともに、日車夢工房の事業終了までの歴史を解説します。
■1896年
9月18日に日本車両が創業しました。
■1922年
国鉄の蒸気機関車8620形を初めて納入した年です。
日本車両では、当時から鉄道車両の製造をおもに行っていました。
■1978年
鉄道車両メーカーとしてはごく自然な流れとして、社内に『鉄道同好部』が発足します。
■1996年
日本車両が創立100周年を迎えた年です。
記念品として、8620形蒸気機関車模型が製作されました。
鉄道模型が記念品として選ばれた理由は、社内の鉄道同好部による提案があったためです。
同年には記念書籍『日車の車両史』が全10巻で製作・発行されました。
8620形蒸気機関車模型も一般販売が行われ、発売後2カ月で完売するほどの人気ぶりを見せました。
■1999年
9月に鉄道グッズ企画・販売部門として『日車夢工房』が設置されます。
最初の製品として、D51形蒸気機関車模型が発売されました。
■2002年
日本車両における新幹線車両の製作実績が2000両を達成しました。
■2000年代初期
日車夢工房の活動として、電車型チョロQなどの企画・販売を行いました。
2003年12月には直営店『日車”ゆめ”ステーション』が、2007年6月にはネットショップ『日車夢工房「えきねっと店」』もオープンしています。
映像製品も数多く手掛けており、2005年には愛知万博『愛・地球博』のDVD製作・販売を行いました。
■2006年
日本車両が創立110周年を迎えた年です。
記念として、幅広い年齢層が愛用できる『”駅メロ”山手線目覚まし時計』が販売開始しました。
■2007年
7月にN700系新幹線がデビューし、記念グッズが販売開始されました。
11月には鉄道博物館 がオープンしています。
■2008年
日本車両が東海旅客鉄道(株)と資本業務提携を結びました。
■2010年
コンスタントに車両製造を行ってきた結果、新幹線車両の製作実績3000両を達成しました。
■2011年
3月にリニア・鉄道館がオープンしました。
■2012年
2月に直営店『日車”ゆめ”ステーション』が閉店し、販売形態が変化しました。
■2015年
11月にネットショップ『日車夢工房』の楽天市場店がオープンしたことにより、全国の鉄道模型ファンがメーカーから直接目当ての品を購入できるようになりました。
■2016年
日本車両が創立120周年を迎えた年です。
同年4月には京都鉄道博物館がオープンし、多くの鉄道ファン が訪れました。
■2017年
12月に『日車夢工房』の鉄道グッズ販売が終了しました。
日車夢工房の製品の魅力
日車夢工房の製品には、ほかの鉄道模型メーカーにはない最大の魅力として、実車の製造を手掛けているプロによる模型製作という点があげられます。
製造者ならではの技術とこだわりで企画された鉄道模型は、トミーテックやグリーンマックス、カツミとの共同開発のため、精巧で美しい仕上がりです。
鉄道模型専門のメーカーではなかったので、他社に比べると鉄道模型の種類はけして多くありませんでした。
ただし、チョロQなど子ども向けの玩具を作ったり、リュックやお弁当箱といったグッズ類も充実させたりと、模型以外のアイテムも多く手掛けたことでファンの裾野を広げたと言えます。
多くのファンに惜しまれつつ事業終了したため、閉店セールには連日多くのお客さんが集まりました。
当初の閉店日を迎えるよりも前に、在庫が完売してしまうほどの人気ぶりでした。
日車夢工房の買取実績
鉄道本舗でも、日車夢工房の製品を随時買い取っております。
ここでは、過去に鉄道本舗が買い取った日車夢工房の製品の事例を一部紹介します。
| 買取実績 | ジャンル | 買取価格 |
| 買取価格:8,000円 Nゲージ・tomix・名鉄 7000系 パノラマカー・日車夢工房限定セット | Nゲージ | 8,000円 |
| 買取価格:50,000円 名鉄パノラマカー・日車夢工房・名古屋鉄道7000系2次車・完成品・モ7050・モ7000 | Nゲージ | 50,000円 |
| 買取価格:60,000円 日車夢工房・JR東海313系8000番台セントラルライナー・3両セット・鉄道模型 | Nゲージ | 60,000円 |
| 《出張買取》HOゲージ 鉄道模型・ナンバープレート・前頭板・自重板・ヘッドライト | HOゲージ | 516,450円 |
日車夢工房のように、現在すでに事業終了している鉄道模型メーカーは複数社あります。
中古品の場合、どのメーカーにも共通して言えるのが、事業終了したからといって必ず高価買取になるとは限らないことです。
需要の変化や、査定を行った時点の状態を基準に、ひとつひとつの買取金額が決定します。
そのため、「もっと寝かせてから売る」のではなく、ご自身が「そろそろ新しいものを買いたい」「ちょっと整理したい」と思ったタイミングで売るのがベストです。
鉄道本舗では、目覚まし時計など、日車夢工房が過去に販売したグッズ類の買取も行っております。
ただし、鉄道模型のようにひとつひとつ査定というよりも、グッズのまとめ買取という形になる点に注意が必要です。
日車夢工房の製品を高く売るコツ
前述のとおり、日車夢工房の製品は、廃業したメーカーだからといって必ずしもすべての製品が高価買取になるわけではありません。
言い換えると、状態が良く人気の高い製品なら、他メーカーと同じく高い値段がつく可能性があります。
日車夢工房の製品を少しでも高く売るためには、状態の良いものを劣化しないうちに売ることです。
ここでは、日車夢工房の製品を高く売るためのコツを解説します。
最適な保管方法を選ぼう
日車夢工房の製品に限らず、鉄道模型や鉄道グッズには、素材やジャンルごとに最適な保管方法があります。
製品ごとの特徴を理解して、劣化を最小限に抑える方法・環境でコレクションを保管しましょう。
保管状態が良ければ、状態の良し悪しで査定金額を落とさずに済みます。
反対に不適切な方法・環境で保管すると、人気アイテムでも査定金額が大幅に下落しかねません。
鉄道模型や鉄道グッズを保管するときは、最低限、下記のポイントに注意しましょう。
- 直射日光の当たらない場所を選ぶ
- 必要以上に箱から出さない
- 風通しの良い場所に保管する
- 害虫や害獣対策をする
鉄道模型やグッズを買取査定に出すときは、製品が入っていた箱(パッケージ)や付属品もまとめて売ることが大切です。
箱や付属品の破れ・汚れ・日焼けなども査定額に影響することがあるため、できる限り直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
製品本体も、直射日光で色あせたり変形したりすることがあるので、箱に入れた状態で保管する方法がおすすめです。
箱に入れておくと、破損対策にもなります。
カビや異臭、汚損から守るために、風通しの良い場所を選ぶことも大切です。
害虫や害獣の糞尿、死骸の被害にあわないように、衛生面の対策も行います。
郵送中の破損に注意しよう
鉄道模型は細かい部品が多く、ちょっとした衝撃で破損するおそれがあります。
特に宅配買取を利用する方や、自分で店舗へ直接持ち込みする方は、運んでいるときの破損に注意が必要です。
郵送時についたものであっても、査定前についた傷や汚れは、値段に反映されます。
破損を防ぐためには、製品をひとつひとつ保護することが大切です。
もっとも手軽に保護できる方法として、購入時に入っていた製品の箱(パッケージ)にきちんと収納することがあげられます。
たとえば完成品の場合、製品の形に保護剤が作られているため、箱に収納するだけで細かい部分の破損リスクを軽減できます。
天候が不安定な時期は、ビニールをダンボールの内側に敷いたりダンボールの上に被せたりと、水濡れ対策も行いましょう。
複数の鉄道模型や鉄道グッズをまとめて売却する場合は、重さや大きさごとに製品を分ける方法もおすすめです。
たとえばヘッドマークなどの重いグッズと軽い鉄道模型を同じ箱に入れると、郵送中の振動で干渉し合って破損することがあります。
あらかじめ重いものと軽いもの、デリケートなものを分けて梱包すれば、郵送時の破損を防げます。
箱の中に隙間がある場合も郵送時の破損につながるので、プチプチや新聞紙などで埋めて、製品が中で動かないように対策しましょう。
買取不可品は査定に出さない
買取業者を利用するときの注意点として、買取不可品の存在があげられます。
買取不可品とは、在庫過多や需要の変化で買い取りできないものや、著しい汚損・破損で値段がつけられないもののことです。
それぞれの買取業者が独自の基準で買取不可品を設定しているので、査定依頼を出す前に確認しましょう。
買取不可品を買取査定に出しても、値段はつきません。
場合によっては処分料を請求されるおそれもあり、買取作業が遅れる要因にもなります。
1円でも多く現金を手元に残したいなら、買取不可品は査定に出さないようにしましょう。
鉄道本舗では、買取不可品をお送りいただいた場合、送料お客様負担による返送または弊社での処分をお選びいただきます。
処分となったコレクションは二度と手元に戻って来ませんので、買取不可品の確認は必ず行うことをおすすめします。
買取不可品は、時期によって内容が変化している場合があります。
必ず買取査定を依頼する直前に、毎回確認しましょう。
鉄道本舗の現在における買取不可品は、下記のページでご確認いただけます。
>>「買取できないもの」
【日車夢工房】の買取は鉄道本舗にお任せ
鉄道模型を売却するときは、専門知識の豊富な鉄道本舗にお任せください。
鉄道本舗は、鉄道をこよなく愛するオーナーが経営する専門業者です。
鉄道模型はもちろん、グッズに関する知識も豊富なため、貴重なコレクションも安心してお任せいただけます。
これまで多くの鉄道ファンの方に買取をご相談いただいており、リピート利用も複数の事例があります。
多くの鉄道ファンから鉄道本舗が選ばれる理由は、下記のとおりです。
- 鉄道模型以外も買取可能(一部商品を除く)
- ブームの変化も反映した買取価格
- ひとつひとつ丁寧にファン目線で査定
- 店舗買取以外にも対応
鉄道本舗では、鉄道模型のほかに実車アイテムやグッズ類も幅広く買い取っております。(一部の買取不可品を除く)
鉄道ファン目線でひとつひとつ丁寧に査定するため、需要の変化を反映した値段つけや、使用感重視での汚れ込みでの評価もできます。
業界に詳しくない中古ショップに持ち込むと、安易に「汚れているから」「古いから」と買い叩かれかねません。
鉄道本舗なら、「泥跳ねの痕跡がファン心をくすぐるから」「コレクターが重視する使用感が残っているから」と、需要を理解した査定を行います。
ブームの変化も考慮してひとつひとつ丁寧に査定しますので、安心してご依頼ください。
遠方で来店が困難な方や、売りたいグッズが大きい・多いとお悩みの方向けに、宅配買取や出張買取も行っております。
「日車夢工房以外のメーカーとまとめて売りたい」「メーカーがわからないものもある」という方も、ぜひ鉄道本舗にご相談ください。



